個人的にはリメイクである『緋色の街』の圧倒的な救いの無さを支持するけど、それを内包させつつ微笑ましく仕上げた本作のエピローグも凄い好き。比較すると前半はかなり速い。直接的な瞬間を映し出さずに、ジャニ…
>>続きを読む本作のミシェル・シモンは、家庭に居場所がなく勘違いして若い女に入れ込むおじさんという役柄にピッタリのリアルな存在感を有していた。妻役のマグドレーヌ・ベリュベも、ミシェル・シモンの暴走の原因となるの…
>>続きを読む窓の外から覗き込むような、窓枠越しの視点が時々挟まるのが印象的だった。急にひいた、第三者的な視線になることで、キショおじの悲劇を冷静にみられる感じ。
そういう視線の主観や客観的なポジションのことを考…
フリッツ・ラングの「スカーレット・ストリート」のオリジナル。
フリッツ版がとにかく陰鬱で、ラストもいつまでも後悔を引きずる終わり方なのに対して、オリジナル版のこちらは軽くてコメディちっく。
こち…
1931年 フランス🇫🇷
ジャン・ルノワール監督2作目のトーキー映画
うだつの上がらない全く冴えない中年のオッサンが若い女性にのめり込んでいくお話
オープンニングの人物紹介からコメディ仕立てで…