このレビューはネタバレを含みます
風がビュンビュン吹くし、半透明のビニールや新聞がパタパタ吹かれるわ。廃墟のジメジメ感。揺れてキイキイ音を立てる電灯。光のバランス。何も起こってないのに怖い、という。とても引き込まれて良い。
小西真…
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今日までに観た黒沢清作品の中で一番意味が解らなかった作品
CUREとはまた違うテイストの刑事を見事に演じ分けた役所広司と赤い幽霊の葉月里緒菜の演技は素晴らしかった
恋愛要素は好みではない事が多いけど…
役所広司が帰宅して、ルーティン化している帰宅後の挙動を器用にこなしているうちに、画面奥の部屋の角にゆっくりとピンスポットが当たって赤い服を着た葉月里緒奈が登場する瞬間の衝撃といったらない。
凝視して…
ちょっと分かりやすすぎたけど、Jホラーというジャンルでここまで作ったのはかなりすごいのかもしれない。
都市計画の無理がたたって地震のたびに海水が染み出してくる町、という設定は大変素晴らしかった。
…
幽霊が物理物理してるので、そこで好みが分かれそう。
謎の赤い服の女、海水溺死連続殺人事件(?)、地震で液状化する埋立地、不気味な療養所と、設定が非常に魅力的。
鏡の緊張感、揺れるカーテン、不穏な陰影…
葉月さんとならいくらでも死ねます。
右目は二重で左目は三重なのか。三重の人は妖艶な魅力があって好き。幽霊史上一番美しいお方だろう。
水に波紋が入るんだけどその模様が気持ち悪い。よくその気持ち悪い動…
液状化していく埋立地って設定がでてくるがこれがなんとも微妙にいい。なんやその設定、ところどころにある海水の水溜りで人が殺されるって笑、面白い。
見終わったあと、見応えがあるという意味で疲れる。
『散…