CURE、カリスマ、回路、トウキョウソナタと観てきたけどジャンルがどうであれ黒沢清の描きたい主題はいつも一貫している。
結局のところメインは幽霊ではなく人間の心の闇。
演出はもうちょっと何とかならん…
殺人事件の犯人は自分(主人公)なのかも、というミステリー要素で始まる序盤からグイッと引き込まれましたわ。
軽い気分で怖い映画を楽しみたい、と思って観たんやけど、何やら小難しい話やったわ。しかも、幽…
このレビューはネタバレを含みます
「私は死にました、だから皆さんも死んでください」
なんて理不尽な! しかも、ちょっとある建物を見ただけなのに、、
相反する二人の幽霊に挟まれて、心の置き場を決められないところに、この映画の恐怖があ…
オープニングからして「見えない」ことの映画で、それをなんでも写しているように見えて何も写していないという映画のミスリードにつなげる。また、視線の反転とか鏡とかで「見えない」を「見られない」に逆転して…
>>続きを読む完全にCUREの延長線上の作品だった。怖い!
鏡の映し方とかマジで凄い。
部屋も日々住んでる所なのにあり得ないような廃墟感。
ちょいちょいくるブッとんだシーンは結構笑いとギリギリ。
見終わった後も…
「いる/いない」、その無限の繰り返しに翻弄された。『CURE』のときもそうだったけど、映画的な「感染力」というのか、各人物が相互におかしくなっていくさまが、全体に独特の不気味さを作り上げていたし、幽…
>>続きを読むホラー寄りのミステリー。笑ってしまう演出があったので怖さが薄まったように思う。
自分の知る範囲の話だと黒沢清監督の作品はびっくりするとかグロいとか直接的な表現のホラーではない。こういう作りのホラーは…