オール・ザ・キングスメン
【鑑賞日】
2025年6月23日
【一言】
大筋は予想しやすいものの
一つ一つの展開は驚きの連続でした
スターク自身の目的が
政治社会に飲み込まれ暴走し
それがどれほど危険…
汚れ腐るパワーのカリカチュア。観察者・記者視点とモノローグで運行する。圧力、恐喝、崩落学校階段、飲酒息子、記者地元判事と医師友人と昔好きだった女。的確で明解なショット群。車通過後に道のど真ん中から上…
>>続きを読む英雄譚や聖人君子まがいを無批判に大写しで見せられるより、「ヒトラーも人の子だった」ということをちゃんと描くこういう作品には好感が持てる。悪が独裁を生むのではなく、程度の低い民主主義がいかにしてポピュ…
>>続きを読む先日観た『大統領の陰謀』の原題“All the President's Men”が本作のタイトルをもじったものだと思い出して、1949年のアカデミー賞3部門(作品、主演男優、助演女優)受賞の本作を初…
>>続きを読む罪
役人のウィリーは小学校の校舎建設にまつわる不正とその後起こった崩落事故を非難したことにより民衆の注目を集め、州知事までのぼりつめる。しかし政府の汚職や賄賂を非難していた彼もまたその当事者へ姿を…
権力は腐敗する。理想を掲げる新知事は次第に仲間を優遇し不祥事を隠蔽しまやかしの言葉で有権者に喧伝する。どうして彼は初心を忘れてしまったのか。1949年製作の政治ドラマだが、2025年現在のテーマとし…
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