気持ちが追いつかないままに物語と映像が加速度的に激化していくので置いていかれた気持ちのまま気がつけば終わってた。『市民ケーン』での集合写真が動き出すカットのような遊び心のある演出があって驚かされる。…
>>続きを読む1925年、ソ連/ロシア、モノクロサイレント映画。
エイゼンシュテインの長編デビュー作。
革命前のロシアの工場で、窃盗の疑いをかけられた労働者が自殺、それが起爆剤になり、工場労働者達の不満が爆発…
「戦艦ポチョムキン」のオデッサの階段のような暴力的映像が延々と続く疲労感。
ものすごい速い編集とYoutubeの英語字幕のおかげでストーリーは半分ぐらいしか追えていないけど人物の動きの数珠つなぎで構…
大好きなモンタージュの映画。エイゼンシュテイン監督本当にすげーや。
労働者という群の放つ熱量が画から伝わってくるし、鋭いモンタージュが、それを何倍に増幅させて劇的さに拍車をかけている。
物語、社…
高密度の怒り。殴る代わりの造影。強く的確すぎるショットの怒涛。鮮烈な表象・イメージ群。群衆・大量の人間、機械の回転、工場設備ギミック、レモン果汁圧搾や牛屠殺と弾圧のクロスカッティング、圧排の火炎・放…
>>続きを読む世界を置き去りにしかねない加速度的な編集──真面目に、4秒以上続いたショットはないんじゃないか。細かいカットを積み重ねることで、臨界点に向かって坂道を転がるように加速する労働者の憤りが表現される。正…
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