『ゲームの規則』『大いなる幻影』の原石。一方は上級国民を嘲笑し、もう一方はその尊厳を讃えているという矛盾!それよりも二つのフィルムが分岐していく以前の集合として観ると興味深い。
狂騒と多角関係は言う…
兵役コメディ。
ルノワール長編4作目。
詩人とその召使いが入隊するところからはじまるドタバタ劇。
チャップリンやらのアメリカのコメディの影響が大きく、模範的なサイレントコメディという感じの出来。…
キッスで始まりキッスで終わる助平丸出しのルノワールだが、トリュフォーをして「最高の喜劇」と言わしめた一作は伊達で無い。ルノワール版のフルメタル・ジャケット(笑)はとにかくしっちゃかめっちゃかしていて…
>>続きを読む『ゲームの規則』のリズミカルさは、無声映画由来ということか。幾何学的に規則的な構図と動きと、どこでも成り立ちそうなありふれた風刺漫画の型があって、そこからはみ出す素の動作が奔放な喜劇を作る。チャップ…
>>続きを読む1928年製作とは思えないカメラの躍動感、アングルとポジションの多彩さ、構図の奥行き。『ゲームの規則』など以降の作品の片鱗をのぞかせつつも、サイレント映画らしい動的な楽しさとプリミティブな美しさに満…
>>続きを読む国立映画アーカイブのサイレント上映。
映された絵画からカメラが引いていって再び近づいてく。いわゆるドリー撮影が繰り返される(そして電球の紐が気になる)冒頭がとても印象的。それ以上に印象深いのは後半…
ジャン・ルノワール3本目
こんなに長い無声映画を見るのは初めてでいい経験になった(127分)
笑うはずの箇所もクスリともできない自分に対して、けっこう声出して笑っている人が沢山いた。
ほとんど年…
見終わってからじわじわきてる。とっちらかっているようで各シーンが脳裏に焼き付く。花火をバックにした狂気の笑顔が忘れられない。
ルノワールの映画が醸し出す幸福感って何だろう。リアル1920年代ファッシ…
最後の最後、とてつもなくすごいモンタージュが登場する!それを見るためでも価値ある130分です!
宴会場→森のところね。
パーティーシーンは手持ち撮影なんかもしていて、映画の現代を感じる。古めかし…