正論
イタリアの南トスカーナ地方の小さな村を訪れたイギリス人作家が、ギャラリーを経営するフランス人女性に出会う
2人はあるカフェの女主人に夫婦と勘違いされたことをきっかけに、まるで長年連れ添った夫…
突然始まる贋作のような関係
結婚式を背景に熱を帯びる二人の会話や
ピリついた空気に錯覚が生じて面白い
本物の夫婦と思わせながら
鳴り響く鐘と表情で語る最後が儚く
現実を冷たく感じました
恐らく名画…
10年前に映画館でみた、ぼくにとってはじめてのキアロスタミ作品。
久しぶりに見たけどやっぱりおもしろい。
いろんな可能性の糸が張り巡らされていて、常に映画内の現実が揺れ動いているような不安定さ。それ…
夫婦を演じて行く大変さ。キアロスタミ作品には、すべての人生は演じられているという冷徹な視点がある。崩壊寸前の夫婦関係と、この映画のテーマ「贋作」が二重構造になっている。作中の台詞はどこまでが用意され…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
03/08/2020
日曜の昼下がりにみるのにぴったりだった。どこからが本当でどこからが偽かわからなくなった。虚構と現実。オリジナルと複製。オリジナルに「似せて」つくってもそれはthe same …
キアロスタミ鑑賞6作目。カラックスを愛しているのでビノシュというだけで好きだけど更に素敵な年の重ね方で笑い方は変わらず。偶然出会った男女が本物と偽をテーマに、トスカーナをデートしながら「ニセ」の夫婦…
>>続きを読む