今のところ清順最恐。生と死の渾沌が通俗的な笑いの世界にあっけらかんと呑み込まれていく不気味さ。松竹の大資本に押されてか、大衆向けのビジュアルを(表面上は)装ったことで、清順のアナーキーな死生観が大正…
>>続きを読む英題:AL CAPONE WITH PASSION
劇場公開日:1985/2/16
キャッチコピー1:
「OH!クレイジー‼︎ お前たちに警告する、
シスコで騒ぎを起すな!」
キャッチコピー…
こんな商業映画っぽいルックなのにこれまた倒錯の極みみたいな代物。場面場面は『陽炎座』にも引けを取らない美しい構図だったりする(フィルモグラフィ的にも連続)のに時間の流れが3倍に感じるくらいダレていて…
>>続きを読む梶山季之の原作を、大和屋竺、木村威夫、鈴木岬一が脚色、鈴木清順が監督した怪作。日本を脱出して、禁酒法時代のサンフランシスコに渡った浪花節語りの萩原健一、芸道ものにはならず、落ちぶれる。それを助ける沢…
>>続きを読む松竹株式会社