長屋紳士録の作品情報・感想・評価・動画配信

『長屋紳士録』に投稿された感想・評価

PomPom
5.0

貧乏長屋で荒物屋を営む独り身のおばちゃん。ある日、親と逸れた坊やを引き取ることになる。最初は嫌々ながらも面倒をみるが...

怒りっぽくて少し卑屈なおばちゃんが主人公というのが面白い。
けれど物語が…

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中盤まではあまり関係のない人物同士の会話などもそこそこあり、退屈な感じだったけど、終盤から引き込まれていった。

まあ、おたねが子供可愛くなるのは急な感じもしたけれども、ともに過ごした一週間でいろい…

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戦争で親を失った子供に対する大人の態度がなかなかシビアで、終戦直後の余裕のない時代はこんなだったのかなあという気持ち。
最初は疎ましい存在だった孤児の幸平に愛情を持ち、自分の子として受け入れようと決…

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捨て子を育てることになった老婆。最初は子供を嫌っていたが、徐々に自分の中に芽生えた母性を感じるようになる。

親と子、あるいは保護者と子と言うべきか。その関係を小津が真正面から描く。演出もフィックス…

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田中
-
昭和22年、終戦風景と戦争に振り回された長屋住民が拾ってきた子供を犬猫のように押し付け合い、海に置き去りにしようとする。戦争がなければ平和に暮らしていたであろう人々。笠智衆はどの映画も笠智衆。
kei
-
初めて小津を観た。シンプルな美学?戦後の景色がすごいなとも。
今まで観てきた小津安二郎作品の中では、とても可愛らしくて笑える作品。
子どもの処遇を2人が話し合うとき、子どもの目線でキャメラは2人を見上げている
紆余する道を登る田与↔︎まっすぐとこちらに走ってくる幸平

2025小津ぜんぶみる2/34
ラストシーンの数秒間に小津監督の真意が体現されていると感じました。
aco
3.0

焼け野原で迷っていた孤児を、嫌々ながらも引き取って面倒を見る長屋の人々の姿を描く。

夫と子を失ったばかりの中年女性おたねが孤児の世話を通じて母性を取り戻す。飯田蝶子の演技が素晴らしく、序盤の憮然と…

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