2023/9/3
冒頭から女体の彫刻を撫で回す、道夫演じる船越英二がさすがの一言。相変わらずの曲者っぷりで、この役を演じられるのは彼しか居ないとしみじみ思う。そして、アキ演じる緑魔子である。船越英二…
触覚の世界。その先にあるものは…
江戸川乱歩原作×増村保造監督の淫靡で狂気な世界。今製作したら血飛沫ぶっしゃーのエログロな作品だろうな。当時だから描写は全然マイルド。それでも変態ワールド全開のカル…
セットがキモすぎて朝から見るような映画では無い😓
緑魔子の視力が落ちていく、すなわち触覚の深みにはまっていくと同時に暗くなっていく照明。アトリエの気持ち悪いオブジェはもはや目に入ることはなく、二人…
久し振りに顔引き攣らせながら観るような作品だった。限られた空間で展開される閉塞感にごく僅かな登場人物。だからこその密度。60年代の空気感がより狂気を凝縮させていく。
人体をモチーフにしたセットもイン…
江戸川乱歩原作の映画では破格の高評価なこの作品。それも大いにうなずける出来で、江戸川乱歩好きとしては満足度の高い好みの世界観だった。
ポルノに寄らず、カルト過ぎず、B級にならずに文芸の香りを残した…
このレビューはネタバレを含みます
「野火」の船越英二を観たばかりだったので、同じ船越英二が主役でその演技の振り幅の広さに驚いた。
生まれつき盲目で、母親は不憫な息子のために、愛情。注ぎ全てを叶えてやってきた。男は触覚芸術を極めるため…