密室エロティックサイコホラー
終始不快な展開が続き参ってしまいそうな内容だけど、どこか心をかすめるような魅力があり、原作者がカルト的な人気を博している理由がうかがえる
特に目を見張るのは美術面で、…
このレビューはネタバレを含みます
【鑑賞メモ】
設定も展開も結末も狂気。
前衛的なフィルム・ノワールのような雰囲気から始まり、中盤は和製「ドント・ブリーズ」(本作品の方がはるかに古いのでもはや古典?)的な展開になり、後半、なんかピン…
増村保造による怪作。
江戸川乱歩の小説を原作としている本作。
かなり脚色がなされているらしいが、盲目の男による触覚芸術の探求という設定と、脚色された脚本、増村保造による演出が歪ながらも巧妙に混じり…
悪夢の密室劇。ホラーというか、猟奇の世界。最初は『コレクター』のようで、次第にエスカレート。モデルの魔子が、マッサージに呼んだ船越に拉致される。閉じ込められた倉庫は、奇怪な彫刻に囲まれたアトリエ。四…
>>続きを読む江戸川乱歩原作のエロティックサイコホラー。
冒頭から船越英二の怪演が光る。緑魔子の肢体の作品展の写真もチラッとしか見せないがどれもカッコいい。
中盤まではヨーロッパ作品の様なアートと映画が融合し…
このレビューはネタバレを含みます
触覚
船越英二と緑魔子、千石規子のたった3人で地下スタジオで演技合戦させましたみたいな密室映画。巨大な女の裸体の上が芝居場なのだが、美術負けしてないのが凄い。触覚による性的倒錯。にしても女体に引き…
目の見えない男は母親と共謀しモデルの女性を誘拐、女性の体のあらゆる部位の彫刻で埋め尽くされたアトリエに監禁し、男にとって理想の体を持つその女性をモデルに彫刻を完成させようとする。最初は抵抗していた女…
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