江戸川乱歩の原作を白坂依志夫が翻案、「芋虫」のテイストも取り込んで、超高密度の密室劇に仕上げた逸品。息を呑むアトリエの美術にまず圧倒される。大映東京の総力を結集したこの現代アートのような狂喜の部屋が…
>>続きを読む目の見えない男は母親と共謀しモデルの女性を誘拐、女性の体のあらゆる部位の彫刻で埋め尽くされたアトリエに監禁し、男にとって理想の体を持つその女性をモデルに彫刻を完成させようとする。最初は抵抗していた女…
>>続きを読む増村という非凡なショットの天才と、乱歩という非凡な奇怪小説の天才がかけ合わさった結果、かなり凡な作品になってしまったなあ、という印象……
増村見るぞと思ってみなければ、セットも凝っていて面白いのは分…
身体への偏執、フェティシズム。このセットよく作ったな。五感を使って楽しむ芸術ってちょっと考えさせられるなあ。映画って触れないもんなあ。
彼らがたどり着いた究極の快楽ははたから見ると狂気だけど本人たち…
このレビューはネタバレを含みます
江戸川乱歩の小説が原作であるが、監督が撮りたいものをどうにか導くために、かなり無理やりな翻案をしたという印象が否めない。演出の面から考えると、この作品は極端に登場人物が少ないという点で特徴的であると…
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