70年代の映画をもっと観たいと探していて見つけたが、監督・主演の布陣のわりに知られてなさすぎると思う。レニー・ブルースおよびスタンダップ・コメディアンそのものが日本で馴染みないからか。
ボブ・ディラ…
言葉は魔力を持つ。
レニー・ブルースは言葉の多義的な意味を縦横無尽に引っ張り回し、その言葉が発せられる場所・その言葉を受け取る他者の認識を揺さぶり、コメディに変えていく。
とてもスリリングな瞬間だ。…
レニーのステージは、だいたいにおいて含蓄がある。学校や公園でしゃべってるわけでもないし。
汚いことをやっているのはどちらか。
形式を守るより、誠実に向き合ってくれれば、正しさが伝わったのでは。
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「スィート・チャリティー」「キャバレー」のボブ・フォッシー、3作目の監督作。スタンダップ・コメディアンの話だったので、ミュージカルを期待していただけに、驚きの作品。ダスティン・ホフマンのパワフルな演…
>>続きを読むコントラスト強めの白黒映像と、ジャズのリズムに乗せたシャープな演出が印象的。実在のスタンドアップコメディアンの伝記で、関係者のインタビュー証言(という体の)映像と、それに関連した様々な時系列のレニー…
>>続きを読む「皮肉なことにレニーの言葉は、現代ではさほど重罪ではない」というラストの台詞がこの映画のやるせなさの全てである…。それも、ただやるせないだけではここまでがっかりした気持ちにはならなかったと思うが、ひ…
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