自ら命を絶ってしまった妻の亡骸を前に、男が夫婦の生活を振り返る話。
冒頭のショールが宙を舞うショットでもうすでに映画が完成している……かっこよすぎるだろ。
何が面白かったのか全然説明できない語彙力の…
部屋を彷徨い乍ら続けられる男の独白に遥か昔より聯綿と続けられてきた恋愛の懊悩が見出される
秤によって分銅と等価に扱われる磔台
路傍に咲く花に向けられる余りにやさしい眼刺しのその内容を映し撮ることだっ…
初鑑賞です。
原作未読です。
好きな作品です。
濃厚でした。
①気になったところ
妻の涙に違和感を覚えました。
ぎこちなかった印象です。
心から苦悩しているようには見えなかったで…
1969年にフランスでつくられたロベール・ブレッソン監督作品。自殺した若い妻の死体を前に夫は2年間の夫婦生活を振り返り妻の不可解な死の原因を探るのだが……。
これもBS松竹東急『ミッドナイトシネマ…
中身が空っぽの筒状のプラスチックの入れ物になってしまったかと錯覚する体。反抗することを放棄してしまう、身に覚えがある感覚だと恐ろしさすら感じる。
こんなに静謐な時間が流れる日々があるのかと、こんな映…
BS松竹東急の『ミッドナイトシネマ』で鑑賞。
空中を舞うショールを映したオープニングが印象的。「普通とは違う何か」の始まりを予感させた。
飛び降り自殺をした女(Dominique Sanda)の…
やさしい女とは、不満を露わにせず我慢する・従順な女、という皮肉的な意味かな。
序盤から、マンスプレインの教えたがりに彼女が冷めた態度で去ってったのに、自分を尊敬してたに違いないと思い込んでる男に、…
扉は開けたら閉めるのがセット。
扉を開けたそのカットの中では閉めないことはあるが、徹底して扉を閉めるカットを入れている。
顔は真顔。泣くときは顔を手で覆ったり、本で隠したりする。
手で顔を覆うの…
ロベール・ブレッソン監督
初のカラーにして権利問題上未ソフト化である作品
籠の中で飼殺しにされた鳥。本当の声を求めて羽ばたこうとする女に対して、籠の中に閉じ込めては足に執着する男。
ドミニク・サ…
ナレーションで一人称で語られていくのが何とも文学的で良かった。
ドストエフスキーが原作なんだ…
時間が許せば読み比べてみたいなぁ。
ハムレットを引用しているのが良い。
「わざとこの台詞だけ抜いてる…