やさしい女の作品情報・感想・評価

やさしい女1969年製作の映画)

UNE FEMME DOUCE

上映日:1986年03月29日

製作国:

上映時間:89分

3.9

『やさしい女』に投稿された感想・評価

May
4.3
このレビューはネタバレを含みます

これがはじめてのロベール・ブレッソン作品になった。

顔を映さず手元や動きをとらえる冒頭の画から完全にやられた。情景の描写や心情の告白を極度に表にし、あらゆる無駄を削ぎ落としている。何か優秀な文学を…

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neroli
3.8
このレビューはネタバレを含みます

映画だけでは、15歳の妻が自殺した理由を理解するのは難しいのでは?
 
 
映画では、41歳の夫は癖のある人物としては描かれていません。

夫の実際のパーソナリティがよく分からなかったので、ドフト…

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kyn
3.8
TCC試写室にて。
初、ロベール・ブレッソン監督作品。
映画館で観られてよかった。
衝撃的なシーンから始まって、彼女の表情や少ない言葉が心に残りました。
A
-
このレビューはネタバレを含みます

疑いの目線で相手の秘密を探り、全てを知り尽くして支配しようとする男と、死んでそれ以上何も知ることの出来ない謎になる女というよくある話で、ドールハウスのお人形や籠の中の鳥ならありがちだけど、格子ガラス…

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3.4
ドストエフスキー同名小説の映画化。
妻が自殺した後、いつでも沈黙の夫の回想。回想というよりは、妻が自殺した理由を自分に説明しようとする独り言。
4.0
息苦しいけど面白い。あんたあの娘のこと何も分かってないねと、言わんばかりの家政婦の表情に笑う。
4.0

良い

ドストエフスキーの書く範囲とブレッソンの映す範囲がぴったり一緒だ、とつくづく思う。

一挙手一投足を観察するように映すカメラ、夫の語り、鉄格子のようなドアで彼女を徹底的に閉じ込めるような構造…

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1
-
このレビューはネタバレを含みます

視線の映画
ドミニク・サンダの伺うような不安そうな、かと思えば睨むような強い視線
銃を手にした時の視線、視線を遮るように分け隔てているスクリーン
「一度も私を見なかった」等、視線にも言及している
夫…

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キショッ!!ドミニク・サンダの鉄仮面のような表情は「こいつ何言いよん……?」と取るしかない。そうしなければこんなもん無理すぎ。ベッドフレームとドアの意匠は鉄格子。自分が囚人を死なせたこともわかってな…

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