見たものは見た、知るものは知った、用心しな。魔術師の一座の座長、異様なビジュアルのマックス・フォン・シドーしかも口をきかないという設定の役どころ。科学と非科学オカルトを比較的コミカルに描いた本作の名…
>>続きを読む前半の沈思黙考なフォーグラーとそれを取り巻く人々の勾留された一晩の人間模様は重厚。後半20分で検問委員会の医師を全力で怖がらせる演出は神がかっているがやりすぎて尊厳を傷つけられた委員会に無心するため…
>>続きを読む70点
オカルトvs科学。
この映画には不思議とオカルトが「本物」であるかのような説得力がある。
しかし実はペテン(マジシャン)。
発話障害、ヅラ、男装等の「まやかし」を纏うが、ラストに向け全てを…
強者は結局強者で、無理矢理な要求もめちゃくちゃな理論も、当然のように通してくるわけで、それはとても腹が立つんだけども。それはそれとして、最後そうなるの?!という展開。みんなにとって、いい結末になると…
>>続きを読むベルイマンのモノクロ作品は、光と暗闇の対比が物凄く鮮やかに示されていて、ほんとうに綺麗。その対比が、この作品において科学と魔術の対比とも構造的綺麗に対応しているように思った。
また、時代が19世紀中…
あらすじ紹介文に「愉快なエンタテイメント」とあり、ベルイマンでエンタメってどういうこと??
と首を傾げたが、なるほど愉快なエンタメだった。
いつものようにストーリーも難解ではなく、誰が見ても理解で…
科学vs非科学の裏を剥くと男女のかけひきであり死への恐怖であり、ほとんど馬車と室内で展開される会話劇がラスト数分で突然スチャラカなファンファーレとともに大団円。騒がしく馬車が通り過ぎた後に街灯の軋む…
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