おもしろおかしく、かつ、しっかりベルイマンであった。
一座の面々はいずれも魅力的だが、とくに婆さんの煽りスキルが高くて素敵。「ハムにされるよ」て。メイドの娘との交流もすごく印象的であった。
ベルイ…
水面をちゃぷちゃぷと無作為に動き回ってできていく“波紋”を見つめているような、未体験ではないんだけどちょっと不思議な体験ができる作品。
ひとりひとりの人生もそこまで深く描かれることなく、ただ、通り過…
久々のベルイマンです。
ヴォーグレル魔術一座のお話。
座長ヴォーグレル博士、一番弟子アマン(男装しているが実際はヴォーグレルの妻)、助手の女好きおっちゃんテューバル、怪しげな薬を作って稼いでる魔女…
奇術師の一行がある街を訪れ、科学者や警察官にインチキだと馬鹿にされつつネタを披露するという話。理性vs信仰、権力vs芸術の二項対立が巧みな光の演出で描かれていく。ベルイマンには珍しいコメディ。かなり…
>>続きを読む見世物やエンターテインメントに、行政の監査が入るということ。
貧乏な者、弱き人達にも一芸があります。
その持たざる人達は、人々の「持っている」ゆえの心の隙間、不安に寄り添って、または一歩を後押しして…
ベルイマン作品3作目。ストーリーとしては、分かりやすく、それなりに面白かったが…
一応、科学VSオカルトという矛盾・対立の形を取っているが、みすぼらしい旅回りの一座を嘲笑する権威側も、一皮剥けば、「…
全開のペルソナ同様。
この作品をどう受け止めればいいかわからない。
ただ、映画史に残り、後世に多大な影響を与えた、偉大な
監督の作品なので、理解ができない自分の感性が貧困ということなのだと思う。
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