悲恋。
伊藤左千夫の小説、野菊の墓は未読。
松田聖子が主演したのは昔観たが、内容は全く覚えていない。でも題名(原作の)からして悲劇的な結末なのは分かる。
笠智衆が遠い過去を回想する形式。歌を詠…
切なくて辛くて苦しくて消え入りそう…これは引きずる。絶妙な距離感と空気感、淡々と紡がれる雰囲気やテンポが美しくも儚く切ない、音楽とともにその後の展開を予感させて何処か哀しい。政夫と従姉・民子との切な…
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原作:伊藤左千夫
野菊のような民子と、リンドウのような政夫の悲恋を描いた木下恵介監督作品。
晩年の政夫(笠智衆)が小舟に乗って現れるだけで、もう味わい深い。
初恋の2つ年上の従姉・民子との思い…
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「たみやはな…お前の名前を一言もいわんでな…」回想シーンがほとんどなのでこの映画のほとんどが楕円フレームで続く。木下惠介作品の中でもあまり入り込めず泣けなかったし、高廣目当てだったけどクソみたいな姉…
>>続きを読む当時51歳の笠智衆だが、70歳くらいの雰囲気で登場。川を見ながら回想していく形式。
回想シーンが白ビネット。
木下恵介作品に感じること。カメラ位置が微妙に「間違っている」。カメラ位置に正解なんかない…
【今の目で見ると】
原作は有名な小説ですが、私は未読。今回、ネット上でちょっと目を通した程度です。
モノクロ・スタンダードサイズの映画で、老いた政夫が過去を回想する形式で作られています。回想場面…
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山田洋次監督「虹をつかむ男」から。内容も結末もおおまかに知っていたが、見入った。
・一つ一つの映像が無駄がなく美しい。同じような田舎の風景を撮っているはずなのに、似たような映像が全くなかった。それ…
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