山中貞雄監督の遺作。この時28歳…30前でこんなベタつきのない群像劇を撮れる方があるとは。ナンセンスなドライさ、乾いた質感ながらも人間の図太さ逞しさが力強い。"人情"と聞いて湿っぽい御涙頂戴かと高を…
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日本映画唯一の早逝の天才山中貞雄の遺作。長屋で首括りが見つかったことを皮切りに、ラストも長屋での心中で終わる円環。己の死を予感するかのように物悲しい作品である。溶暗溶明の使い方、雨の降らせ方、長屋や…
>>続きを読む面白うて、やがて悲しき、長屋かな。
江戸時代の終わりと今の
中間ぐらいにつくられた映画。
人情に対する捉え方も、
いまとは完全に異なって、
共感が難しい部分もあるけど、
哀愁ただよう余韻はとて…
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山中貞雄の遺作にして大傑作。
もう一つの代表作といえる『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』も鑑賞したが、若くしてこれだけの作品を作るとは、本当に惜しい人を亡くした(享年28歳)と思う…。
お通夜と題した…
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冒頭テンポよく始まり、明るい映画なのか?と思いきや…。うう、苦い。
わりと”切腹”と近いテーマだった。長屋の浪人が切腹出来ずに首吊りしたって話から始まるし。
暗闇の中で光る懐剣が印象的。
妻が海野…
【何思ふ事もなく…(T ^ T)】
とうとうレビュー2000本目🎉に突入しますた。これからも映画フーテンの似太郎をよろしくお願い申し上げます…。🥺ウルウル…
山中貞雄監督の実質的な遺作。登場人物…
金魚売+売り声+河童の水+紙風船+番傘+駕籠◎
監督:山中貞雄
脚本:三村伸太郎
原作:歌舞伎『梅雨小袖昔八丈』(通称『髪結新三』)河竹黙阿弥作
音楽:太田忠
撮影:三村明
貧乏長屋の住人た…