ジャ・ジャンクー監督3作目にあたる本作。
もうヌーヴェル・ヴァーグ好きにはたまらない…ストライクゾーンど真ん中!
長回しも好きなテンポ、構図の美しさに惚れ惚れ。
ストーリーは山西省大同という地方都…
閉塞的ではあるけれども、『プラットホーム』よりも恋愛という主題が明確で個人的には分かりやすかった。途中で以上に速いパンで繰り広げられる会話シーンがあり、その会話内容はパルフィクション。次のシーン、ク…
>>続きを読む『青の稲妻』、今回もやはり映画の中に、というかカメラの向こうに何度も何度も歌と音楽が紛れ込んでくる。それが鬱屈を抱えた青年には触れることのできない世界の誘惑のように流れてくる歌謡曲であったり、カラオ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
クラブの場面の次でロングショットで女の人が工業団地の廃墟みたいなところを歩いて移動して、階段を登ると高速道路を建設していて、バイクが待っている。女の人の顔がはじめて写ると右目にアザがある。というとこ…
>>続きを読む「新世紀ロマンティクス」公開記念でジャ・ジャンクー監督の作品をまとめて見直します。
何か酷く悪い事が起きそうなギリギリの緊張感で何も起こらないところが良いですね(まぁ銀行強盗は大事だけど)。
現実は…
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「パルプフィクション」のオマージュが完全に元ネタを超えていました。素早いパンがレストランからクラブへ飛んでいく時、完全に目が覚めます。そこから兵役に落ちたり強盗を計画したりと、ありえないくらい簡単に…
>>続きを読むオリンピック開催とか高速道路開通とか貧乏な田舎暮らしの彼らには無関係の世界。まだ20にもなってない2人の諦めと閉塞感、悲しいことがあってもすんとしているところがまた苦しい。荒廃した建物とかロケーショ…
>>続きを読むドルやパルプフィクションが出てくるのはチョウユンファへの憧れとはまた違う閉塞感。オペラやオリンピック。大陸の歴史と広大さがあっても京劇が西洋的価値に劣る。途方もない未練が残るとしても徹底的にしつこく…
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