イン・アブセンティアに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『イン・アブセンティア』に投稿された感想・評価

K
4.5

鉛筆とノイズによって、ここまで不安を表現できるとは。人間のある種類の”不安”を的確に捉えてると思う。

すぐ折れる鉛筆の芯、鉛筆の削りカス、カスから芯に戻る、鉛筆の芯を植える。

ひとつの不安が、あ…

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324
4.3
輝度強めのコントラスト、ただの鉛筆削りとその反射が禍々しい。削りカス・炭素・記述の反復、多重録音、ノイズミュージックによる荒涼とした重々しい孤独。
RIO
5.0

「不在」2000年

最初から最高です

KARLHEINZ STOCKHAUSENの音楽が
空洞的でピストンみたいな音が好き
イカれてしまいそうです
音に反響する波形
遠い窓から差し込む光
ひとり…

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TnT
4.1

日本語題「不在」
クエイ兄弟作品の中で1,2を争う難解さ。要所要所の繋がりはなんとなくはわかる。しかし、何故それが行われているのか、一体どこでの出来事なのか、人間と人形の関係はなんなのか、とまるでわ…

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Haruki
4.1
不穏度がすごい。

手紙を書く女性の精神が形になっていると想像させる。
女性の欷歔の中、鉛筆の芯は動き出し、古時計の針は止まる。

タイトルの意味がラストでわかると、なんか腑に落ちる。
兄弟の作品で一番モノクロや光が神秘的で美しくて結構好きかも。

しかしこんな異次元的音楽、どんな頭してたら作れるんだろうか。
5.0

アウトサイダーアートというのをご存知ですか?フランス語だとアールブリュットという言い方をしますが、脚色のない生のままの芸術、という意味です。広義には、アカデミックな指導を受けたことのない素人による作…

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クロ
4.2

金縛りにあう時というのは、今まさに耳のうしろあたりに見てはいけない何かが息を殺していて、私は勿論そんなものと関わり合いたくない、でもどうしても、ちらとでもいいからそれがどんなふうにそこあるのか確かめ…

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