ルキノ・ヴィスコンティ監督の遺作。
彼の遺言を受け取ったような得も言われぬ気持ちになる。
なんて愚かな男でしょうか?
自分が不倫をしていた時には、イニシアティブを握っているのは自分だとばかりに妻に…
奥さんそっちのけで愛人との逢引を楽しむ夫。「私たちはお互いに自由だ」と言いつつも、いざ奥さんに男が出来ると気になって仕方がない。そのうえ子供が出来たと知らされ、次第に嫉妬と愛憎の狭間で病んでいく…。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ヴィスコンティ…本当小物感のある男ばっかだな!カトリックを背景として、無宗教の主人公はすべて自分の望む通りにうまくいくと思っていた。
許すことのできない、看過することのできない出来事に出くわした時、…