奥崎謙三は相当狂ってるけど本当に狂ってるのはきっと世の中のほう。戦時中は軍人として戦い、戦後もずっと戦争というものに囚われ続け、声を上げ憤り苦しむ彼の行動や手段は決して褒められるものではないし全面的…
>>続きを読むえ、このおじいちゃんヤバすぎる。
まず、戦争というものが美化されすぎた日本。おくにのためにとか、天皇陛下万歳など。ぶっちゃけ日本の歴史の教科書には戦後のこととかが辛かったなどは書いてあるがその降伏…
どんな酷い戦争映画よりも
当事者本人が語る本当の話ほど強烈でリアリティがあるものはなくて
そこには作り物のドラマチックさも
哀しみの中にある陶酔さも全くなく
ただただ残酷で悲惨な現実があるのみ。
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このレビューはネタバレを含みます
演出は多少あるのだろうが、そんな事は置いといて、過酷な戦場だったという事は伝わる。本当に酷い状況だったのだろう。観ていて辛い。
岡崎氏も言っていた、戦後は勇ましく美談にする戦争映画ばっかりだって。
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原一男監督「ゆきゆきて、神軍」
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ドキュメンタリー。元日本兵の奥崎謙三氏がかつて所属していた部隊で部下射殺事件があったと知り、処刑に関与した元日本兵のもとにノンアポで訪ねて真相を追求していく。法外…
骨と皮だけの肉体に迸る生
奥崎謙三は存在していた
追記
自分の人生に衝撃を与えた作品だと思う。客観的に見たらまずい己の信念を奥崎謙三は絶対的に信じ行動している。國分功一郎先生の『暇と退屈の倫理学』…
30年ぶりに見た。震えた。
この間の自分の成長と世界の変化を問われている気がした。
冒頭出てくる奥崎の「国家は分断を招くもの」何という予見。今生きてたら何というか…いや、ホワイトハウス行って拳銃振り…
このレビューはネタバレを含みます
暴力と殺人をも厭わない奥崎謙三。すごく極端。だけどその是非を抜きにして、人間が正しさを求める究極の姿なのかもしれないと思った。
奥崎氏の徹底的な追及によってようやく口を開く人たちから聞く当時の出来…