さすがに、「右も左も楽しめる!」とは言われへんけれども、単純に一本の映画としておもしろい。うん、本当におもしろい。
とっても政治的な作品ながら、「そんなもん、しらへんわ!」とでも言いたげなような、…
このレビューはネタバレを含みます
鬼ような形相でマイクを握り、喋る奥崎さん。奥さんはどこに惚れているのか分からないけど、二人には二人の絆ってものがある。
どうしても責任を果たしたい、果たさせたい奥崎さん。すべてありのままに喋ること…
すごいなーー!最初はこいつやばいんじゃねぇの??ってなってたけど、相手が下手に濁すから奥崎寄りになってく(笑)
白豚黒豚の話は興味深かったなー。極限までいくと人間は我も情も忘れてなんでもできるように…
冒頭の結納?のシーンだけなら、もう10回以上観ている。新郎もそっち系なのは分かるけど、めでたい席で何て話をしてんだよ、というツッコミを毎回入れたくなる。まあ、平然とそんなことを言ってしまう奥崎謙三だ…
>>続きを読む昭和天皇への戦争責任を問うアナーキスト奥崎謙三。戦時下のギニアで自身が所属した独立工兵隊第36連隊。そこで隊長らによる部下射殺事件があったことを知った奥崎は、かつての上官を訪ね真相に迫っていく。
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やばそうな人を遠ざけたいときに感じるあの嫌悪や拒絶に似た感情。
でもその裏側を知ると感じ方は少し変わる。
誰が罪人なのか
何が正義なのか
真実を暴くことは正しいことなのか、
いろんな境界線がもやも…
奥崎の身勝手さがダメだった。
けれど、戦争という特殊環境によって死んだ人、生き残ったが傷が残った人の
色んな感情がぶつかるのは強烈。
話すこと、話さないこと、話せないこと。
もう事実としては存在…
数年来見たかった、見るべきドキュメンタリーをようやく。
奥崎謙三や彼の活動方法には賛否両論あって当然で、頭の線1本切れてるし、論理も、ん?と思うところがないわけではないけれど、正直ベース、誤解を恐…