鬼才デレク・ジャーマンによる全編青い画面が映し出される実験的遺作。
幼い頃、特設遊園地でヘッドホンから3Dサウンドが流れてきて怖がらせるタイプのお化け屋敷を体験したことを思い出す。
この映画も青…
エイズによる合併症で失明してしまったデレク・ジャーマンの遺作。日本では『トリビアの泉』で「最初から最後まで青い画面だけの映画がある」と紹介されたことで有名になった(スキーのジャンプ台でタイヤを転がす…
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青一色のスクリーンで語る
生と死や愛と孤独。
視覚を超えて届く魂のモノローグ。
映画というメディアにも関わらず
視覚を放棄させることで
観るものはより想像を活性化させる。
映画という概念が覆さ…
デレク・ジャーマンの遺作(?)。エイズによって盲目になった監督が自身の体験や感情を、画面一色の中で、断片的な日記か詩の朗読という形で描いていく。
彼の徐々に視力が失われていく感覚を青一色で追体験す…
このレビューはネタバレを含みます