青一色のスクリーンで語る
生と死や愛と孤独。
視覚を超えて届く魂のモノローグ。
映画というメディアにも関わらず
視覚を放棄させることで
観るものはより想像を活性化させる。
映画という概念が覆さ…
デレク・ジャーマンの遺作(?)。エイズによって盲目になった監督が自身の体験や感情を、画面一色の中で、断片的な日記か詩の朗読という形で描いていく。
彼の徐々に視力が失われていく感覚を青一色で追体験す…
このレビューはネタバレを含みます
75分間本当に青一色の画面なのに、一瞬で時間が過ぎたような感覚になった。
面白い面白くないとかいう尺度で測れる作品ではない。
盲目になりつつある監督の視界と近い体験をするという、映画体験として観て良…
白状するけど、映画体験としては面白かった。それ以上は何もわからない。
でも視力を失う語り手の世界がブルーなのが興味深い。わたしが目をつぶって視界を閉ざしたところで、光は瞼を貫通してオレンジ色の世界…