なにをどう語れば今作の良さを書き出せるのか。イングマール・ベルイマン監督の成せる技。詩的で残酷、美しい中にどこまでも恐ろしく、けど身近にある確執。監督は人生を、人間をとても愛しているのが理解出来る。…
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(別媒体から感想を転記)
2023/02/01
えっちな映画だった。そして映画的イメージの塊みたいな映画だった。キューブリックの『シャイニング』は明らかにこのホテルの影響だろうし、セリーヌ・シアマ…
妹は頭のいい姉を妬み、男との交わりを病気の姉に見せつける。自分の病弱と不自由から姉もまた妹を妬む。
拗れた姉妹の関係が少年の純朴な目を通して映る。
「主義主張はなんの意味もない。あの力には及ばない…
ベルイマンによる神の沈黙3部作の第3作目。言葉が通じない国に来た対照的な姉妹。そして妹の幼い息子。一種の極限状況下を描いた問題作。3部作を通して、沈黙する神のアンサーを示すのではなく、その日常を綴っ…
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⚠️過去記録
●多分、初めて観るイングマール・ベルイマン監督作品。
●『神の沈黙三部作』の三作目。
●お話自体は、よくある『堅物の姉と奔放な妹の確執』を扱った作品。でも、この作品を単なる昼ドラ…