何故か終始一本の筋が通っている。
劇映画のようなセリフ、ルーティンを把握していないと取れないような映像、音を重ねて、共通点を持たせる演出全てが素晴らしかった。
果てるまで退廃的で、極々生活でしかない…
ようやく見れた、「少年という男、少女という女」を先に見ちゃったので知っているシーンばかりだし、「骨」を見たときの拒否反応による新たな身体という仮説が見事に当てはまるような体験だった。カネフスキーが自…
>>続きを読む数年ぶりの鑑賞だが相変わらずの閉塞感すごすぎ。この空気感が体験できるのは本作ならではだと思います。俳優陣の追い込まれ方も追体験できるかのよう。前2作の成功があっての本作だとおもいますが、観る側も覚悟…
>>続きを読む2回目の鑑賞。薬物が身体を蝕む内部の崩壊と、再開発によって進む建造物の外部の解体。画面外部で鳴り続ける解体の環境音と、内部から侵食していくヴァンダの咳とが重なり、土地やベッドに縛られて何処にも行けぬ…
>>続きを読む初期3部作を鑑賞して、圧倒的な個性に驚かされ、これは次の作品も観たいと思い、「骨」の舞台となったスラム街フォンタイーニャスを再び撮ったというこのドキュメンタリー作品をすぐに鑑賞。
大人数での撮影に疑…
黒く塗りつぶされた映像からなる強靭な文体。
主題はこんなにも残酷で美とかけ離れているのにどうしてこんなにも美しい?
この映画を連なりにさせる解体工事の作業音が、ゆっくりと着実に崩壊へと、ヴァンダ…