初期3部作を鑑賞して、圧倒的な個性に驚かされ、これは次の作品も観たいと思い、「骨」の舞台となったスラム街フォンタイーニャスを再び撮ったというこのドキュメンタリー作品をすぐに鑑賞。
大人数での撮影に疑…
黒く塗りつぶされた映像からなる強靭な文体。
主題はこんなにも残酷で美とかけ離れているのにどうしてこんなにも美しい?
この映画を連なりにさせる解体工事の作業音が、ゆっくりと着実に崩壊へと、ヴァンダ…
このレビューはネタバレを含みます
どうやらこの荒んだスラム街は区画整理が行われているらしい。人々は立ち退きを余儀なくされ、破壊から逃げるように違法と知りながらも空き家から空き家へと渡り歩いている。ちょっと思ったのが、この街が少しずつ…
>>続きを読むかなり限定された光源が、劇的に作用している。世界における被写体の存在のあり方を示しているようだった。ラトゥールの絵画のような陰影の中で浮かび上がる人物たちは咳をしたり痰を吐いたりシャブ打ったりと汚ら…
>>続きを読むシネフィル失格案件ですが、まさかのペドロ・コスタ初見!現代に35mmフィルムでヴァンダの部屋を上映してくれる北千住シネマブルースタジオに感謝です!
やーとんでもない映画だった。3時間もの間、フィル…
再見。解体工事によってスラム街が縮小されていってるらしいが具体的な状況は示されない。ヴァンダは時に激しく咳き込むが、彼女の健康状態がどうなっているのかまではわからない。共通しているのは “緩やかに滅…
>>続きを読む2度目2025/2/11
25年前にこれは流石に凄すぎるというか、25年前のあの時代にしか煌めかない代物なのかも。前回観たのがもう7年も前でなんにも思い出せないなと観る前は思っていたのに、始まってす…