草原での四方スピーカーノイズ演奏シーンがやっぱり美しくて涙出た。ヘッドホンで正解だった。00年代らしいディストピアものだけどほんのりかつ茫洋とした楽観(希望と言っていいかはわからない)が漂うのも好い…
>>続きを読む音楽が人の命を救うという表現はこの映画において比喩ではない。環境音を録音し、そこから音楽を作るDIY精神は週末の世界で生き延びるため術に通じる。命を救う対象が宮崎あおいなのが何よりも良い。宮崎あおい…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
あるもので置き換えたサイケデリックな低予算のディストピアSF映画のようだった。少子化で過疎化した地方都市の国道がロビーミュラーが撮影したような感じでかっこいい。
撮影が凄いのでスケールが大きく見えた…
SF映画はむしろ低予算であればあるほど良い派なので、全く気にならないどころか好感度が高い。普通に『スワロウテイル』より世界観がきちんとしていると思う。
また、今作は『ユリイカ』や『共喰い』同様、自然…
目黒シネマでのオールナイト上映にて鑑賞。
キリストが磔刑に処された際に口にしたという「神よ、神よ、何故我を見捨てたのか?」意味することばをタイトルとした作品。
映像を通じて感染し、人を自殺に駆り立…
目黒シネマ爆音オールナイト。微笑みながら楽しそうに音楽をつくる中原昌也が筒井康隆と戸田昌宏に向かってぎこちなく「死ね!」と言い放ってそのまま死んでいく。中原昌也の魂を救うのは浅野忠信で、砂浜での火葬…
>>続きを読む心の解決のためには、即物的・量的な音が必要で…という設定がまず、大きな発明のように思う。唯心のために唯物というプロットが。
彼らの、誰も出したことのない音を探す営みはどこまでも即物的で、方法もまた…
青山真治はもっと真剣にたくさん観なければいけないと確信するに相応しい1本。「この演技いいの?」って思いつつ、ショットがあまりに映画。映画的とかですらない、まさしく映画だった。それに加えてこんなに音楽…
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