無法松の一生の作品情報・感想・評価・動画配信

『無法松の一生』に投稿された感想・評価

ルモ
4.0

高峰秀子さん演じるヒロインの天然なファムファタールな感じが主人公を切なくさせる僕好みの映画です。
悪気なく「これからはボンではなく…吉岡さんとでも呼んで呼んでください」
のところが全てを物語ってるよ…

>>続きを読む
tych
3.8

1958年 稲垣浩監督作品 104分。明治三十年小倉、人力車夫の松五郎(三船敏郎)は博打、酒🍶、喧嘩で「無法松」と呼ばれていた。ある日、松五郎は敏雄少年を助けこれが縁で陸軍大尉吉岡家に出入りする。そ…

>>続きを読む

「奥さん、俺ぁ、寂しかったんじゃ」
「どうしたとですと?」
「俺ぁ、帰ります。もうお目にかかることはあるまい」
「どうしてですと?言うてください。どうしてそのようなことを?」
「奥さん!俺の心は汚い…

>>続きを読む
4.2

無垢な松五郎は人間の喜怒哀楽を全身に宿し、まさに人間そのものである。
時間経過を人力車の車で表す演出が良い。その車が止まる時に死が訪れる。一生を描いた作品だから終わりがあるのは必然だが、死に方も合間…

>>続きを読む
Foufou
-

三船敏郎を愛でる映画、とひとまずいえましょう。こうなると俄然阪妻版が見たくなります。勝新版もございますね。

俥夫、というのが社会的な記号たり得た時代。底辺のルサンチマンに対する共感がなければ、ここ…

>>続きを読む
nonc
4.5

恥ずかしながら三船さんとかこの辺りの映画、あまり観た事が無く、というか食わず嫌いだったのかもしれません。しかし偶々観る気になった本作とても素晴らしかった。終盤奥さんの悪意の無い仕打ちが切ないです。そ…

>>続きを読む

三船敏郎ファンならば黒澤明以外の作品も観ねばと。主人公・松五郎は期待通りの快男児ぶりを楽しませてくれる。「竹を割ったような」はこの男のための言葉。

それだけに、終盤の展開は辛く切ない。結局、松五郎…

>>続きを読む
NACKD
4.7
松っつぁん、無法だが無茶苦茶では全然ない。誰もが抑制を失ったこの時代に観ると余計にくらう。あと車夫の話、とくに前半はデスストランディングみある。請け負う、乗せる、走る
4.1

死んだ時にどれだけの人が本気で惜しんで涙してくれるかが、その人の人生に対する評価なのだと思う。

不器用でもまっすぐに筋を違えず、そんな生き方は今では評価されにくいのかもしれないけど、そうありたいと…

>>続きを読む
M山
4.2
今の時代だからこそ観るべき作品。
終活や何やら…。
本来の人であるべき死生観とは、かくあるべきではないだろか。

あなたにおすすめの記事