ラッセ・ハルストルム監督を初めて意識した作品です。
この後もたくさん作品を作るが、今作が一番かな。
このタイトルを見ると、スプートニク2号で死んだライカ犬を思い出す。
サガみたいなキャラは人気で…
タイトルは直訳すると"犬のような僕の人生"。
一見すると蔑みのような題名だが、主人公の少年にとって犬は唯一対話出来る存在であり、犬と同等であるのは誇らしい事だ。
しかし彼の周りの人々はまさにその題名…
人畜無害なワンちゃん映画だと思ってたら、結構エロい…
70年代に流行った”筆おろし映画”的なイヤラシさを醸し出す。
男装の少女の扱いとか、今では受け入れられないであろうタイプの映画。
そう考えると…
二度と訪れない子供時代の瑞々しい感性。
自分の持つ哲学を信じて少しずつ成長を遂げるイングマルを、地味だがゆっくりと描いたことに拍手。
ラッセ・ハルストレム監督が描くと悲観的でいながら温かい眼ざし。…
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