絵の具が水に溶けていく、タイトルバックが美しい。
全4話のオムニバスからなる、小泉八雲の“怪談”の世界。
劇中、静寂の中に効果音のみが鳴り響く。
オカルトやスプラッターとは違う、奥ゆかしい、幻…
幼い頃、父の背中に体の半分を隠して観たときに、画面端の寝所の奥にある赤い着物が怖すぎてもうダメだ〜という記憶があり、個人的な「怖い」の心象風景の一部過ぎる。1960年代の作品なことと、もうダメだと思…
>>続きを読むすごい映画だった、、、
「耳なし芳一」など怪談4つのアンソロジー形式映画。正直原作が原作だけに話の筋の意外性みたいなものはあまりない、けれどそれを圧倒する映画としての面白さ。
まず特徴的なのがセット…
怖くないのに面白い。悪夢のように毒々しく豪華絢爛な美術を見るだけで楽しい。ほとんどセットでやるのに驚く。廻り舞台の如く旋回する広角の風景。
中でも「耳なし芳一の話」は出色。海上の源平合戦は船の上に…
【人の魂を飲んだ人は?】
アマプラで本作を見つけてカンヌ国際映画祭で賞を受賞して、僕が大好きなオムニバスでかつ4編構成でまさかの3時間の大ボリュームなので気になって鑑賞しました!
①『黒髪』時間…