ソクーロフが撮った日本、昭和天皇
カメラやカット割の影響かずっと、ガラス越しに写真を見ているような不思議な奥行きを感じていたんだけど、何だったんだろう
ファンタジーの世界、じつはある意味で最も多く…
1945年8月終戦間際からマッカーサーとの対面後人間宣言を決断する昭和天皇を描く。
挑戦的な内容に大胆な切り口。
口の動きや指の震え等人間の身体的動作に注目。
描かれる内容や表現、描写に海外の目線を…
戦争末期から戦後の人間宣言に至るまでの昭和天皇を静謐に描く。
菊のタブーなどとよく言うが、決して昭和天皇を否定的に描いているわけではない。
現人神という、謎めいた位置付けが話の基軸になっている。
…
終戦直後の日本を舞台に昭和天皇を主人公にして映画を作るという日本人には到底不可能な芸当をやってしまうソクーロフ監督の手腕は最初は感嘆するし映像は綺麗でうっとりしてしまうけれど、淡々とした語り口とスロ…
>>続きを読む現人神ってすごい言葉。人間の想像力の最も残酷でもっとも行ききった形だなと思う。
人間、でも神。神、でも人間。
行ったり来たりする感じと、セリフに時々クスッとさせられてしまうところが印象的。
個人的…
“なんとも奇妙な映像だった
映し出される人物や風景は日本なのに、空気感というか、静けさはいかにもロシア映画を見たときの、狭っ苦しさを感じてしまう
妙なキャラクター的なイッセー尾形の演技や顔色も、か…
ソクーロフ作品2作目鑑賞。
日本ではなかなか作れない作品だろうと思う。
鑑賞していて、自分が昭和天皇が喋っているところをほとんど見たことがないことに気がついた。なので本当にあのような口の動きをしてい…