このレビューはネタバレを含みます
終わり方がよかった。
「人間宣言を録音した録音技術はどうした?あの若者は」
「自決しました」
「でも止めたんだろうね?」
「…いいえ」
この会話と、それを聞く皇后の光る白目にゾクっとした。
…
【ロシアの鬼才ソクーロフが昭和天皇を描いているけど】
ソクーロフが昭和天皇を取り上げているというので話題の映画。
戦局が思わしくないなかで御前会議を開き、また好きな生物学研究にいそしむ天皇(イ…
日本人には絶対作れない映画。
神様だった天皇陛下が「人間宣言」をするまでの話。演じるのがあのイッセー尾形、要所にコメディ調のシーンがあり、米軍人の「チャップリンに似てるな」という直接的な凄い台詞で、…
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降伏直前の昭和天皇を、ひとりの人間として描いた映画。
幼いような時と、格式高い時とで言動の差があるのが印象的だった。それこそが天皇の感じる「人間」と「神格」とのギャップなのかも。イッセー尾形すげー…
ソ連時代には作品が上映禁止処分を受けるなど憂き目を見たソクーロフが、日本においては語ることすらタブー視される天皇の人間的な側面を描いた権力者四部作の一つ。
太平洋戦争終結時の数日間で神としての責務と…
低予算な雰囲気がプンプン。全体的にクオリティが低くて安っぽい。CGシーンなんかもはやZ級映画的な雰囲気すらする。只晩餐シーンは好きだった。特に葉巻に火をつけるシーンで内に押し込んでいた悪意や憎悪が牙…
>>続きを読む「太陽」
冒頭、1945年の日本。第二次世界大戦の終戦直前、宮城地下、疎開した皇后や継宮、御前会議と閣僚、東京大空襲、人間宣言、連合国占領軍総司令官マッカーサー、研究所、生物学。今、天皇の苦悩が描…