2016/05/25
@角川シネマ有楽町。リヴェット的な符牒に導かれながら辿り着く愛の奇跡。
やたら泣いたり落ち込んだり、と正直鬱陶しいヒロインだが、ラストで身を震わす姿はどこかニンフォマニアックで…
これぞロメール映画名物「めんどくさい女」の典型ですな。
ベジタリアンである理由やら、漁村までついて行った理由とか、言う必要のないことをクドクドとクドクドと…。イライラするけどサイコー。
本作ではナ…
彼女の気持ちがよくわかる!!
でもあれだけ自分の気持ちに素直に人前で泣けたり逃げ出せたりするなら「緑の光線」に出会えるのも納得というか、デルフィーヌの「出逢えなさ」はある意味わかりやすい「頑なさ」に…
デルフィーヌ……
まじめんどいしこじらせすぎだしイラっとくるけど
でも…しょうじきすごーく共感してしまった…
がんばれ〜がんばれ〜と思って見てた
けっこう不気味な雰囲気だけど最後カウリスマキ…
このレビューはネタバレを含みます
ロメール特集ほんとにありがとうってかんじ。
86年につくられたとは思えないくらいの潔さ。スターウォーズの第1期が公開された後だからそれなりに音楽の技術とかも向上してるはずだけど、この映画は同じ旋律が…
また誤解してた。ファッションや会話のダルさから、チャラチャラしたやつだと思ってたけど、とんでもない。ザイドルとかが取り扱ってた方面に近いやつだ。
あのスウェーデン人とナンパ男の会話とか発狂しそうなつ…
最後に巡り会う青年とのアイラインマッチによる切り返しが不安から喜びへと変わりゆくデルフィーヌの繊細な表情を見事にキャメラにおさめ、彼女を受動的な生から能動的な生へと踏み出させていく。
沈みゆく夕…
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