ここまで良い役者を集めて、良くここまで酷い映画が撮れた物だ。
これは作り手の問題なのか。スターたちがめいめいやりたい様にやった上に、監督が口出し出来なかったのか。それともそもそもスター頼りだったのか…
三船敏郎はご存知用心棒タイプ、中村錦之助は融通の利かない役人、石原裕次郎は渡世人、勝新太郎は医者崩れの世捨て人。
三船はある峠で指示を待て、という奇妙な依頼をお金のために引き受ける。
途中で暴力…
率直に、安いマカロニのような時代劇。西部劇同様、60年代から衰退を見せ始めた時代劇は70年代頃はもう過去の遺産で食ってく状態だったのかなあと思わずにはいられない作品だった。
三船演じる用心棒が実名…
峠の茶屋に居合わせた男女が翌日来る御用金を巡り錯綜する。
何という豪華キャスト。そのキャストの魅力を前面に出した映画。みんな顔が映える。
ただ、昔のこの手の映画って俳優の魅力頼み一辺倒に見え…
ロイヤル劇場 昭和名作シネマ上映会にて鑑賞
主役級の大物俳優が揃って、さてどんな映画かとワクワクして観始めたものの、なんだか誰が主役なのか分からんような展開。
最終的にどこに向かう展開なのか読めな…
三船に勝に萬屋に裕次郎。
東宝、大映、東映、日活。
(松竹何処行った?)
各社の人気スターがこんな形で集まると何か目に見えない力学が働いてしまうのかもしれません。
宮本武蔵が二人もいるし、時代劇…
腫れ物に触るような忖度からか、ギクシャクとしたバランスの悪さを感じるが、この豪華スター達を人里離れた峠の茶屋に集結させて、外界から遮断した密室劇に仕立てている発想は面白かった。稲垣浩監督が、役者を捌…
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