いい!淡々とした喋り方だけど夫婦のやり取りの中に思いやりが見えていい。
アル中シェフに手を切られても病院代とタクシー代の請求だけで終わったり帰ってくるなりぶっ倒れたり…ところどころ、お?って思いつつ…
市電の運転手ラウリとレストランの給仕長イロナの夫婦は、不況のため共に職を失ってしまう。2人は職探しに奮闘するが度重なる不運に見舞われなかなか上手くいかない。
イロナの方が常に冷静で泣き言を言わない…
どん底に落ちてしまうきっかけも、希望の瞬間も自分の力が作用し得ない範囲で起こる事象すなわち偶然にある。トランプで決めるなんて!と思うがどうしようも無さの誇張表現として適していて面白い。そして、落ちて…
>>続きを読む他のアキカウリスマキ監督作に比べてBGMがけっこう使われている感じがした。
いつも思うけど、画の色合いがきれい。フィンランドのファッションや家の内装とかってカラフルなのかなとそのあたりにも興味が出て…
ある日突然、生活もままならないほどのなんらかの理不尽な不幸に襲われた時、その絶望は計り知れないのかもしれないが、死なずに生きてさえいれば案外どうにかなるものなのかなと微かな希望を感じさせてくれる映画…
>>続きを読む「過去のない男」が面白かったので続けてこちらも鑑賞してみた。「街のあかり」と合わせて敗者三部作って呼ばれてるのね。
冒頭で物語とはなんの関係もないソウルミュージック歌手がピアノ弾き語りする映像から…