ヘレーナを蔑ろにしている訳ではないのだろうが、その存在が忘れ去られた様なエヴァとシャルロッテの愛憎をぶつけ合う様は親子という厄介な絆の所為で、与える事をせず、求めるものの業の深さを露にしている。
…
怖かった…母と娘の愛と憎しみ。ベルイマン作品を立て続けに観た感想としては大体が女性同士の愛憎劇なのだということ。
何故なのか?
ベルイマン自身が、女性に対して何かとんでもない愛憎を持ち合わせている…
ベルイマンにしては凡作?考えてることをそのまま独り言で言い続ける設定はバーグマンも抵抗あったのではないか。親子の確執と「背中が悪い」が初期作品「インド行きの船」そのままで監督にとってよほど引きづる何…
>>続きを読む2008/8/23鑑賞(鑑賞メーターより転載)
見てああすっきりしたとは全く思えない映画のひとつ。うっかり人の家をのぞいてしまい、引くに引けずに見続けた感じ。バーグマンの遺作として有名だが、まだまだ…