『秋のソナタ』(Höstsonaten Autumn Sonata)
「ママは自分を愛さない者を絶対に許さず私に愛を強制した。自分の愛情を口実にして。『あなたとパパとヘレーナを愛してる』そして愛…
◎ リブ・ウルマンの苦悩に満ちた顔が僕は大好きだ!
あと淡々と手紙を読み上げる風のシーンとか('冬の光'と被る)
眉毛が薄いと自虐的に語る,認める(その通り)ところもお気に入りだ。
迫真の演技シーン…
母と娘の告白はあまりにも不実な描写だと思うけど、でも同時にこんなにも対人関係を誠実に描いた映画もないと思う。
人と人が関わり合うということの緊張感の塊みたいな作品。
ほとんどが会話劇なのに、リヴ・ウ…
リブウルマンは私の中で最高の女優さんで、ベルイマン監督は最高の監督。
ハリウッド女優のイングリッドバーグマン、演技にハリウッドらしさも垣間見れて面白かった。
母性の無い母と潜在的に母性を備えていた…
このレビューはネタバレを含みます
間違いなくオールタイムベストの1つ
母性の不在から生まれた親子関係の呪縛の中で、2人の対話のラストの場面で「母と子」の関係の逆転、同じ性質をもつ(対話に難がある、不在の母をエヴァに求める、上手く眠る…
大傑作
父性が存在しないエディプス・コンプレックスの話で、頼れる父親がいないのを埋めるように娘が信仰に走るが、結果的に何の救いにもならないのが何ともベルイマンらしい
支えてほしい、愛されたいが故に…
なにか
語られていない
告白
をしてしまいたくなるような
心持ちにさせられる
映画
なにがそう
させたかといえば
良かれと思って
行っていた
自分の振る舞いが
相手から
したら
苦痛以外のなにもので…
何回か観ている。偉大な母とその娘の関係を、ガラスの破片のように気を遣いながら観入ってしまう。同じショパンのノクターンを、母が弾くのと娘が弾くのでは、全く違う曲のようで、娘が弾く場面に緊張感が走る。
…