スウェーデン出身の大物女優イングリッド・バーグマンを起用したことでかなり興行を狙った作品なのかもしれない。今まで割りと2枚目役で登場することの多かったリブ・ウルマンが、丸眼鏡をかけた内向的なジミータ…
>>続きを読むまず夫の「口上」から始まるところからも、相当演劇的。二人の化物役者の強すぎる芝居にフォーカスしているので、PARCO劇場で大竹しのぶと松たか子の二人芝居を見ている気持ちにもなる。マーティン・マクドナ…
>>続きを読む病気で障害を負った娘に平気で「死ねばいいのに」と言えてしまう母親の恐ろしいまでの冷淡さ。
療養所から引き取ったヘレーナを全く歓迎していないのに、あたかも歓迎しているように演技する母親に薄寒いものを…
互いに憎悪を隠したまま再開した親子、感情の爆発に歯止めが効かなくなる。エヴァの死んだ息子の存在に無関心な母親の無神経さは恐ろしい。子どもを産んでも母親になれない人間、ベルイマンはよくこれを描く。自分…
>>続きを読むベルイマン好きだけど、後期は病みすぎ、いやずっと病んでるか。こういう告白の応酬が続くやつって単調になりがちだけど一発が重いから成立してる。この感情の発露ばかりになる脚本の感じは演劇に近いのかな
ピア…
ノルウェーで撮影されたという透明感のある素朴な画像。
イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマン、二人の大女優の表情だけでほぼ話が完結していく。バーグマンの恋多き人生に似せたようなピアニストである母…
このレビューはネタバレを含みます
牧師の妻であるエヴァはピアニスト。
愛人と死別したばかりの母シャルロッテを7年ぶりに招待するのだが、、
最初は和やかな雰囲気だったが、シャルロッテのキツイ一言から、母に恨みを一気にぶつける様は、母親…
このレビューはネタバレを含みます