このレビューはネタバレを含みます
牧師の妻であるエヴァはピアニスト。
愛人と死別したばかりの母シャルロッテを7年ぶりに招待するのだが、、
最初は和やかな雰囲気だったが、シャルロッテのキツイ一言から、母に恨みを一気にぶつける様は、母親…
このレビューはネタバレを含みます
娘を顧みず芸術に進んだ母親と母からの愛情を充分に受けられなかった娘
こんな二人の久しぶりの再開が平穏なはずがなく…
ワンシチュエーション、少ない登場人物となると会話劇としてはもってこいの舞台
会…
ありのままのあなたを愛している
あなたへの想いは言葉にならない
互いの存在の為に運命の扉を閉じられた
と詰り合う母親と娘
相手の思いを図ることを感じられない
母と子のヘソの緒は切れてはいない
母…
恐ろしいすれ違い。
母と娘の美しく残酷な対立。
話せば話すほどに溝が深まっていくところに人間の性を感じた。
印象的なのは母と娘の演奏シーン。あの対比がたまらない。
これを清冽な構図…
不倫して芸術を追い求め、世界的なピアニストになった母親をイングリッド・バーグマンが演じる。英語でマネージャーと電話する場面など、メタ要素を取り入れてベルイマンが当て書きしたらしい。
(というかバー…