未完成の戯曲をヘルツォークが映像化したもの。愛人の浮気疑惑をきっかけに、純真なヴォイツェクが殺人を犯すまでの過程を淡々と。せかせかと動くクラウス・キンスキーの仕草と表情がなかなか強烈ではあるが、この…
>>続きを読む多分にキンスキー演じる兵の演技によって成り立つ映画。指をポキポキ鳴らすシーンが怖い。「あの空な杭を打ち込み、首を吊りたい。イエスとノーの狭間で」などの蒙昧な台詞がいい。殺害シーンの音楽やラストの馬鹿…
>>続きを読むクラウスキンスキー演じる兵士が恵まれない生活や妻の不穏な動きや日常の抑圧によって、精神異常となり狂気に向かっていく悲劇。理不尽に追い詰められるキンスキーの怪演は静かな怒りや苦悶の蓄積を丁寧に描き、最…
>>続きを読む見た目は相変わらずのインパクトのクラウス・キンスキーだけど、内面の表現は変幻自在。本作では実話に基づいた、精神異常を感じさせる兵卒ヴォイツェックを演じている。
ヴォイツェックの愚直さと狂気が表裏一…
狂気が余すことなく画面に満ちてて良い。
冒頭のぼんちおさむ的なキンスキーの動きが強烈すぎるのだが、とにかくキンスキーは顔面狂気・顔面凶器なわけでそれだけでもう十分楽しめる。
セリフのチョイスがいちい…
『ヴォイツェク』は、いまいちよく分からない作品 “完全な殺人”も含め、自由意志の問題ならば、なぜすでに狂っているところから始まるのか (これは原作の戯曲からの話になる)
マイナー作品ゆえに、正鵠を…
少しオツムの足りない軍人が、妻の浮気により気が狂い刺し殺す話。主演のクラウスキンスキーの顔面の迫力、顔力にやられる。キンスキーの一挙一動をずっと観ていられる。映画はバサっと80分で終わってしまう笑。…
>>続きを読むもうクラウスキンスキーが観たいがため
だけに観た映画。彼はぐっと黙ってる時もなにかどう猛な動物が獲物を探してる
ような緊張感がある。ヘルツォークの映画との相性ほんといいと思う。
途中のケシ(アヘン)…