授業で鑑賞
適応しないことには、上手く生きてゆけない環境に完全にではないが、徐々に馴染んでいく姿は、教育している側からすると、誇らしい気持ちかもしれない。しかし、教育してきたことによって、悲しみや怒…
1798.森,木登り少年,犬野放ち,穴入り込み,納屋,走り回り,水飲み,国立聾唖学校,身体隅々調べ,手話,落ち葉潜り,爪切り,髪切り,風呂,歩行練習,食事,蝋燭怯え,馬車,滑車,カップ割り,聴力テス…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
トリュフォーだった
田舎の森で発見された野生の少年。
世間の関心は高く、パリに到着するなり上野動物園のパンダ状態。彼は人間で見せ物ではない。彼に人間らしい教育を指南するイタール博士はトリュフォー自…
ヌーヴェルヴァーグの他の監督たちは、この作品を観てどう思ったんだろう。ゴダールとはすでに決別している時期だけど。
全編モノクロ。撮影はアルメンドロスなので、蝋燭のシーンが美しい。
ヘレン・ケラーみた…
初めて見たのは10代後半。
何も先入観なく見れば、素晴らしい記録的映画だったと思う。
ただ、この作品を見る前にガラスの仮面を読んでいた。
それも、忘れられた荒野。
まあ、これきっかけで見たのだが。
…
トリュフォーらしいテンポの早さで進んでいく。史実ではある一定を超えると少年は、賢くならなくなってしまったそうだが、それでも知の楽しみをこれでもかと描ききった。少年と自分を重ね合わせ、慈愛に満ちた目線…
>>続きを読む感激の枝葉を刈れ
感動の根をおさえろ
と高村光太郎が詩で語っている
僕があり あなたがある
自分はこれに尽きている
とも言っている
大いなる時間が見守っているようでした
ヴィクトールがいてイタール…