野性の少年に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『野性の少年』に投稿された感想・評価

Nao
3.5
アヴァロンの野性児と教育を施すイタール博士を描く。博士をトリュフォー自身が演じていて師匠バザンとの関係や自身の過去と重ねられる。唐突に終わって驚く。

授業で鑑賞
適応しないことには、上手く生きてゆけない環境に完全にではないが、徐々に馴染んでいく姿は、教育している側からすると、誇らしい気持ちかもしれない。しかし、教育してきたことによって、悲しみや怒…

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1798.森,木登り少年,犬野放ち,穴入り込み,納屋,走り回り,水飲み,国立聾唖学校,身体隅々調べ,手話,落ち葉潜り,爪切り,髪切り,風呂,歩行練習,食事,蝋燭怯え,馬車,滑車,カップ割り,聴力テス…

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このレビューはネタバレを含みます

トリュフォーだった

田舎の森で発見された野生の少年。
世間の関心は高く、パリに到着するなり上野動物園のパンダ状態。彼は人間で見せ物ではない。彼に人間らしい教育を指南するイタール博士はトリュフォー自…

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ヌーヴェルヴァーグの他の監督たちは、この作品を観てどう思ったんだろう。ゴダールとはすでに決別している時期だけど。
全編モノクロ。撮影はアルメンドロスなので、蝋燭のシーンが美しい。
ヘレン・ケラーみた…

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初めて見たのは10代後半。
何も先入観なく見れば、素晴らしい記録的映画だったと思う。
ただ、この作品を見る前にガラスの仮面を読んでいた。
それも、忘れられた荒野。
まあ、これきっかけで見たのだが。

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トリュフォーらしいテンポの早さで進んでいく。史実ではある一定を超えると少年は、賢くならなくなってしまったそうだが、それでも知の楽しみをこれでもかと描ききった。少年と自分を重ね合わせ、慈愛に満ちた目線…

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copen
3.2
教育って何だろう。人間社会で困らないため?勉強を急ぎすきず、もっと森にも行かせてあげてほしかった。
アノ
3.7
ブルーレイで見たらあまりの美しさに腰抜かした。白黒でも素晴らしいアルメンドロス…!
ほとんどサイレントな冒頭からジャン・ピエール・カルゴルの運動が捉えられる。太鼓や白線引きの反復の多幸感。
RIO
4.0

感激の枝葉を刈れ
感動の根をおさえろ
と高村光太郎が詩で語っている
僕があり あなたがある
自分はこれに尽きている
とも言っている

大いなる時間が見守っているようでした
ヴィクトールがいてイタール…

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