サヨナラの作品情報・感想・評価

サヨナラ1957年製作の映画)

SAYONARA

製作国:

上映時間:147分

ジャンル:

3.5

「サヨナラ」に投稿された感想・評価

上旬

上旬の感想・評価

4.5
【第30回アカデミー賞 助演女優賞他4部門受賞】
ミヨシ・梅木がアジア人として初めて演技部門で受賞した作品として有名。
ミヨシ・梅木と夫婦役のレッド・バトンズも助演男優賞を受賞しており、二人でオスカーを手に抱き合う写真は微笑ましい。

『波止場』などのマーロン・ブランドの相手役は高美以子で、彼女は日系アメリカ人だそうでちょっと日本語は変なのだがセリフの大部分が英語なので違和感はない。

高美以子の役は最初はオードリー・ヘップバーンに依頼されていたそうで、そうならなくて本当によかった…

劇中の松林歌劇団というのは大阪松竹歌劇団(現・OSK日本歌劇団)がモデルだそう。京マチ子さんなどスターを輩出した歌劇団としても有名。

スラッとした佇まいが段々と柔和になっていく高美以子さんに比べ、大人しいけど秘めた激しい愛情を出していくミヨシ・梅木…どちらも素敵。

実際に日本でロケをした撮影もとても素晴らしく、時代考証や日本描写もとてもちゃんとしている。

日本人にただ異国人としての理想を求めるのではなく、マーロン・ブランド演じる空軍の少佐が実は演劇に憧れを持っているという動機も描かれているのがとてもいい。

また結末も悲劇的ではなく終わらせるのがよかった。

ミヨシ・梅木は出番は少ないけど印象的な演技をしていてアカデミー賞とったのも納得。というかあの夫婦がとても素敵。確かな愛情で結ばれているのが伝わってきて感動した。

また歌舞伎や人形浄瑠璃文楽など日本文化も多く出てくるが、ただの異国情緒の演出ではなくちゃんと本筋の伏線になっているのがまたよかった。ただあの歌舞伎役者の存在意義が分からなかった。アイリーンとは結局どういう関係??

目にも鮮やかでトンデモじゃない日本描写も好感が持てたしラブストーリーとしても王道だけど感動できた。かなり好きな作品。
drm

drmの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

題名でもある最後のロイドの「サヨナラ」の台詞には、ハナオギと共に日本を後にすることに対するサヨナラと、国民的スターであるハナオギが去ることに惜しむ群衆たちに対するサヨナラと、当時の国際結婚に対するストレオタイプを切り離すためのサヨナラとか、様々な意味合いがあるように感じて味わい深かった。

このレビューはネタバレを含みます

日本人、そしてアジア人として初のアカデミー賞受賞者であるミヨシ・ウメキが出演した作品。アメリカ空軍のエリートであるロイドと、松林歌劇団トップスタァであるハナオギとの恋物語。当時、日本人女性と恋愛をする米兵士は実際にいたという話を聞いたことがあるが、今と違って苦労も多かったことが垣間見える。大学の映画の授業で先生が、「昔の映画において、日本人と外国人同士の恋愛は決して結ばれることはない。例外は一、二個見ただけだ」と話していたが、まさにそれがこれだとは思わなかった。当時としたら画期的だったのかもしれない。
内容は時折「ん?」となることはあれど、日本人から見ても充分楽しめると思う。ナカムラは、今だったら「ホワイトウォッシュ」だと批判されるだろうなぁ。連獅子や寄り目など、かなり役作りしたのは好感だった。

このレビューはネタバレを含みます

映像がまず美しい。
古き良き日本といった感じ。
外国人の監督が作って、こんなに美しい日本が出せるのか、、、と驚いた。
そして、マーロン・ブランド演じるロイドがかっこいい😍

日本にしろアメリカにしろ、当時は今より外国人の国際恋愛に対して寛容ではなく、結婚には多大な苦労があったことが伺える。
日本人女性と真剣に付き合ってる軍人は、上司から「なぜ目の釣りあがった日本人女性なんかと」と交際を反対される。(ひどい😂笑)
「日本人女性と付き合うな」という触れ書きまで出る。
そして、日本人も戦争中にアメリカ軍に家族を殺された恨みがあったりする。

アイリーンの両親が娘達の交際に口を挟みすぎてめんどくさそうだった😅

歌劇団のトップのハナオギが美人でおしとやかで色っぽくて品があり、本当に綺麗。これはアメリカ人もたまらないだろうなと思った。
ロイドが食いつきすぎて笑った(笑)
アイリーン忘れられてるやんけ、、、
カツミもおしとやかで、すごく仕草がきれい、、、惚れ惚れするよ😍
こんな日本人女性今時いるのかな?(笑)
ミヨシ梅木さんがアカデミー助演女優賞を獲るのも納得。
あとナカムラもイケメンでびっくりした。
アイリーンが悪役になるかと思いきや、ロイドに警告したりいい人だった。

「軍人としての今後を選ぶか、愛の道を選ぶかー」ロイドは選択を迫られるが、ハナオギと結婚を考える。
日本人と結婚した軍人は全員本国へ帰されてしまうがケリーは妻が妊娠しており、日本に残りたいとロイドも懇願するが許されない。
当時は、日本人はアメリカに連れていけなかった。

カツミは目を二重にしようとして、ケリーにそのままの君が好きなんだ、と叱られる。
カツミは目を大きくしたらアメリカ人みたいになれて、ケリーが喜ぶと考えたと言う。
ここのシーンが一番好きだなあ。
ケリーはそのままのカツミを愛してるんだよね😢💓
結局、ケリーとカツミは心中してしまってすごく悲しい、、、
しかもその後にアメリカ軍の日本人妻子もアメリカに来ることが許される法律ができたのが複雑だよ、、😢
もっと早くできて欲しかったな、


最終的にハナオギはロイドを選ぶのだけど、ラストシーンで記者から、「少佐、あなた達を否定する人をどう思いますか?」と尋ねられ、ロイドが「サヨナラ」と答えるのが本当にかっこ良かった!😍
Yukiel

Yukielの感想・評価

4.3
ゴッドファーザーで有名なマーロン・ブランドの若い頃の作品で、日本が舞台だったので前から観たいと思っていました!
朝鮮戦争中の日本で日本人女性とアメリカ人軍人のラブストーリーです。
なんとなく、プッチーニのオペラの蝶々夫人のような物語かと思っていましたが、また違ったストーリーで、趣がありとても良かったです。
50年代の日本の様子も見ることが出来ました。マーロン・ブランド若い頃も渋くてかっこよかったです😎💗ヒロインの高美以子さんも日本人女性らしくしなやかで美しかったです。今は国際結婚も自由にできる時代になって良かったと感じさせられました。
lemmon

lemmonの感想・評価

4.4
レッドバトンズとミヨシ梅木の夫婦にほっこり。バトンズの熱い視線にやられる。ほんとに愛し合っているのがよく伝わる。梅木の控えめな感じはアメリカ人にはない魅力。こんな大和撫子今の時代だと時代遅れかもしれないが、ある種違いをよく捉えていて、当時の海外の人たちにも魅力的に映ったのだと思う。ブラントがはじめて夫妻の家を訪れる所作も美しい。

梅木の美味さは日本語と英語の入り混じりにもある。ここが当時のこれまでのハリウッド映画では見たことがない匠な、でも実にここも控えめな部分で何度見てもニンマリしてしまう。彼女のさり気ない演技・台詞回しのおかげで他の気なる日本の描写、他の俳優のつたない日本語台詞も目をつぶっていられる。

ブランドを中心に日本に対する敬意も感じられ、特に歌舞伎役者を演じたリカルドモンタルバンは大健闘。まあ、日本人らしくはないが、こういう欧米風の顔立ちの人はいるかなあ、まではいってると思い込んでます。ティファニーのミッキーとは違う(笑)

まだまだ書き足りない。過不足な部分含めて愛おしい1作。今後も何度も観返すであろう。
ぴ

ぴの感想・評価

3.0
授業で観賞
ケリーとカツミの最期には驚きました
端折って観たので3.0
さて、タイトルの「サヨナラ」。
今作において、やはり悲恋を
象徴する言葉となるのでしょうか…?

1951年の関西を舞台に、
アメリカ軍人と日本人女性の
厳しい恋愛事情が描かれる。

歌舞伎、能、文楽など、日本の
伝統芸能が多数登場。

若いマーロン・ブランドの魅力。
口元とかセクシィだねぇ。♪

歌舞伎には退屈したマーロンも
少女歌劇団にすっかりご満悦、
トップスターの高美以子に魅了
されて追っ掛け、許嫁をヨソに
相思相愛となり逢瀬を重ねる。

日本人女性と結婚した友人の
日本家屋に入り浸り、着流しで
盆栽に水をやったり、すっかり
日本ナイズでくつろいでる所に
いきなり許嫁が現れて目を丸く
するのがオモロかった。(笑)

「タナバタを知らないのか?
恥だぞ?全くガッカリだ」
…いやいや、七夕に花火なんか
打ち上げないから。星が見えん
やん!(笑)

やはりヒロインの高美以子よりも、
今作でアカデミー助演女優賞を
受賞したナンシー梅木がイイね。
慎ましやかな日本人女性の鑑。
こんな嫁さんほしい。♪
ももこ

ももこの感想・評価

3.2
授業で少しだけ
日系人が日本人演じてるから日本語カタコトなんだな〜〜
日本人で日本人演じてるミヨシ梅木さん可愛かった、東洋人初のアカデミー賞受賞者
あさひ

あさひの感想・評価

3.0

東洋人初のアカデミー賞受賞作品
ナンシー梅木さん。

さよなら〜ってずっと言ってる歌が耳に残って仕方ない(笑)

マーロンブランドカッコええな〜。

昔だから、違和感満載だが
当時のアメリカでは新鮮だったんだろう

見終わったあとになんでナンシー梅木さんが?って思ってしまったが
色々なレビューを見て、演技どうこうではなく思ったのは素晴らしい趣のある作法だなと。
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