トコリの橋の作品情報・感想・評価

「トコリの橋」に投稿された感想・評価

Jumblesoul

Jumblesoulの感想・評価

2.5
50年代の朝鮮戦争もの。
40年代の大戦ものでは犬猿の如く憎みあうように描かれていたアメリカ人と日本人が、終戦後10年もしない内に友好的な間柄になり、家族同士で温泉に入るシーンなど不思議な感じがする。
主人公のウィリアム・ホールデンがスーパー軍人ではなく、元弁護士で銃を撃ったこともないという人物設定が変わっている。
助演の道化役ミッキー・ルーニーと運命を共にするという結末も娯楽戦争ものらしくない。というわけで、少し毛色の違った戦争映画といえる。
カラーで拝めるグレイス・ケリーはさすがの美人っぷりだが、中盤のみの出演なのが残念。
グレイス・ケリー見たさに鑑賞したが、やはり「女神のような存在」である。
カラー映画でもあり、綺麗なこと、この上ない!
やはりスクリーンで映える女優はなかなか少なく、グレイス・ケリーはどの作品で観ても彼女が出ている場面などは本当にキラめく感じが素晴らしい。

冒頭に「1952年11月、朝鮮戦争にて…」と表記されるのでプロパガンダ映画かと思ったが、娯楽作に仕上げたあたりは良かったと思う。
ブルーベイカー中尉(ウィリアム・ホールデン)が朝鮮半島付近の海上に不時着して旗艦船に救助される。東京に来ているという妻と子供に会いに行く、というあたりで、「ウィリアム・ホールデンの妻がグレイス・ケリーか…」と思う。
一家で、日本の家族温泉に入るシーンなどはホノボノするエピソード。

物語のキモは「米軍が朝鮮のトコリ橋を爆破できるか?」という『戦場にかける橋』っぽい展開を見せる。

終わり方が意外な感じがしたものの、まずまず面白い映画だったが、やはり「グレイス・ケリーの出演作」ということに尽きる感あり。
ウィリアム・ホールデンとグレース・ケリー。1950年代を代表する美男美女スターですが、『喝采』での共演シーンのあまりのナイスカップルぶりに心を奪われまして、再共演作である本作も気になっていたのですが、10年越しに鑑賞することができました!

米国海軍のパイロットのハリーは、朝鮮戦争に爆撃隊員として従軍していた。戦争の合間に東京は横須賀に寄港し、アメリカから駆けつけた妻のナンシーはじめ家族とのひと時を楽しむが、運命の作戦"トコリの橋爆破計画"の日取りが次第に近づいてくる...。

時代背景を鑑みても、朝鮮戦争に対する軍事プロパガンダ映画としての要素を含んでいるのでは、と思わせる作り。しかし、国家のために身を捧げる兵士としてのあり方を決して全面的に肯定するわけではなく、しっかり"反戦"要素も兼ね備えているので、色々考えさせられる作品でした。
爆撃シーンも当時の技術からすると迫力MAXで、稀代の大スターのホールデンやミッキー・ルーニーも泥まみれになりながら演じていたので、撮影の過酷さが伺えます。ハリーの上長の軍曹役に、晩年の名優フレデリック・マーチも登場するのですが、これまた渋い...!
VFX技術が発達した現代の戦争映画も訴えかけてくるものはもちろんたくさんあるのですが、最近ふと気付いたのはこの時代に作られた戦争ものに出演している俳優陣は、皆第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争のいずれかを間近で体験し、人によっては従軍もしているという点。だからこそ、時折映画の中で見せる表情だったり、セリフの言い回しが真に迫っていてとにかく胸が熱くなります。

日本を舞台にしている場面もあるのですが、世にも奇妙なキャバレーが登場。実在のキャバレーだそうですが、このシーンでチョイ役ながら淡路恵子さんが突然現れてびっくりしました!(笑)改めて、邦画も洋画もこんなに素敵なレジェンド俳優さんたちが活躍していたと考えるとすごい時代だったなとしみじみ。

まさかの温泉(少しツッコミどころあり)で、ホールデンとグレースと子供達が楽しんでいるシーンも登場。すごく短いシーンなんですが、作中で唯一と言っても過言ではないほっこり描写でした(笑)。
それにしてもグレース、本当にため息が出るほど美しいですね。ホールデンと今回も美男美女カップル炸裂で、とにかく眼福の極みでした。
naokit

naokitの感想・評価

2.9
しかし、グレース・ケリーの美しさは神がかってますね。

なんだか、予想以上にストーリーもアクションシーンもリアルに作られていて驚きました。

朝鮮戦争当時の空母には、プロペラ機とジェット戦闘機の両方がのってたのですね。変換の狭間だったのか、不思議な感じです。
ぽち

ぽちの感想・評価

3.0
朝鮮戦争中に公開された作品なのでアメリカ万歳的な軍のプロパガンダ作品かと思ったらそうでもなくて逆に驚いてしまった。

それに制作年代を考えればもっとトンデモ日本が炸裂するかと期待したがこれも普通。おまけに特撮の技術が高くて同年に公開されたゴジラ以上だろう。

残念なのがストーリーが平坦で盛り上がりが無いことだ。
それと作戦自体が無理がある。対地攻撃には普通は爆撃機を使う。無理して戦闘機で橋を爆破などはメリットが何も無い。

ラストで三人の犠牲を作戦成功したことにより正当化してしまったのが大きなマイナスだろう。

想像だがこの一言で海軍の全面協力を得たような気がしてならない。
ひろ

ひろの感想・評価

2.9
グレイスケリー目当てで鑑賞。
本当キレイな人だな〜

新橋に実在したキャバレー、ショーボートに衝撃!
淡路恵子も衝撃!
あと家族風呂のくだりは面白かったw

橋を攻撃するとことかどうやって撮影したんだろ?
犬

犬の感想・評価

3.5
命懸け

1952年、朝鮮戦争でのトコリ橋爆破作戦を描いた戦争映画

アクションがスゴい

戦闘機や銃撃戦が見応えありました
空母も印象的

日本が登場

ラストは何とも

ロマンスもありでした
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2015/1/10鑑賞(鑑賞メーターより転載)
第二次大戦後から現在までにあまた作られた米軍全面協力の戦争映画の中で、この作品は単なるアメリカ万歳には決してならず「戦う意義を探りながら戦地へと赴いていく軍人たち」を(しかも軍の内部から)描いていることが異質に感じられる。それに展開も、観ているこちらにもスッキリした感情を与えない苦い余韻を残すものだし...橋の爆撃シーンも弾薬の量が半端無くてリアリティが相当高いし、中盤の間延びさえなければ名作の域に達していたような気がする。都心や横須賀など、戦後間もない実際の日本でのロケもあり、親近感も沸く。