霧のパリの中のさりげない粋な雰囲気、日常的にありがちな失望感を軽妙に映し出す巧みさ、六人それぞれの魅力的なキャラクター作り(特に女性三人の溢れる魅力)が印象的。しっかりと作り込まれているので、ただの…
>>続きを読むほっこりハートフルストーリーと思いきや、そうはさせんとアラン・レネ。他人の心の中は誰にもわからぬ。後半にゆくにつれてだんだん雲行き怪しいどころか雪降りまくり。そしてマリアのような顔した悪魔のようなビ…
>>続きを読む孤独。人生、晴れの日もあれば曇りもあるって事で何となく良い雰囲気になると見せかけて、色んな種類の壁が立ち塞がる。上から眺める物件の如く、神の様な慈愛に満ちた視線でそれらの物語を描くアラン・レネ。シー…
>>続きを読む静かに雪が降りつむ冬のパリを舞台に、孤独な男女6人が織りなす日常を静かに描いた、アラン・レネ監督の群像劇形式のヒューマン・ドラマ映画。男女6人は恋人(退役軍人で無職の男性とその恋人の女性)であったり…
>>続きを読むカンヌに出席したレネの姿を中継放送で観て、本当に最期が近いと思い知らされたが、同時に、だけどどうして、一方で作品はこれほど、どんな若い才能よりも高揚してるんだ、と表現者のはかりしれないあり方に思…
>>続きを読む寝たきりの父を持つ男、信仰深い女、同僚に翻弄される男、部屋を探す女、呑んだくれの男、夜な夜な出掛ける女。
冬のパリで繋がる6人の男女による孤独を描く物語。
映像と音楽はもちろん、
さりげない台…