映画監督が映画制作とプライベートの両方に行き詰まり、妄想と現実の狭間が曖昧になっていくお話
初フェリーニ。
想像していた何倍も意味わからなかったけどシュールでおもしれ〜〜〜。
描かれることは「映画…
芸術…なんでしょうね、きっと。
もちろん、映画はアートとして鑑賞するべきものなのでしょうし、たぶん自分が二十歳やそこらの尖っていた時代なら、「素晴らしい!」と息巻いていたのではないかと思います。
が…
お恥ずかしい話なのですが、「トリュフォー、ゴダール、ベルイマン、フェリーニあたりの西洋映画を見てるやつは自分に酔ってるか、カッコつけてるだけだー!」と思っていた(イキっていた)時期が私にもありまし…
抗えない眠気と闘いながら細切れで見た。
たぶんフェリーニを見たのは初めてだと思う。
モノクロだけど華やかな画面と、人がぬっと入ってくるのと、よくわからない前衛的な動きをする人々。
「芸術」を見た、と…
天才の頭の中を垣間見れたようで楽しかった。監督自身が本作について「理解しようとするな、感じろ」みたいなことを言ってたそうですが、この言い方はすごく誠実で良いなと思います(観る側にとってはありがたい)…
>>続きを読む一向に脚本が書けてないのにキャスティングやらセット製作やらがどんどん先行して苦しむ映画監督、を撮った映画。
最初から最後まで虚実綯い交ぜで、ずっと他人の夢を見させられてるようだった。
でも所々に何か…