太平洋戦争を描く「東宝8.15シリーズ」の一つ。
『トップをねらえ』の「敵が七分に黒が三分だ」ってこの映画で出てくる「敵艦艇の為、海が見えない。船が七分に海が三分」の台詞が元ネタだったのか。
…
なかなかすごい映画だ。それにしても、簡単に調べただけでも出てくる役者の多くが戦前、戦中生まれだというのには驚いた。将校や兵士を演じた彼らは、どういう思いで役を演じていたのだろうか。
世人が8月1…
文民保護、民間人を加害しないという国際法上のルールは1949年のジュネーヴ条約で規定されたらしいので、太平洋戦争時においては明確に違反ではなかったといえるのだろうか。そこら辺の解釈はよく分からないが…
>>続きを読む沖縄返還の前年製作。よくぞと思う。軍人が美化されている感は若干あるが、沖縄を捨て石にする大本営、巻き込まれる沖縄の市井の人々、そしてこれでもかの凄惨な戦闘、自決。沖縄戦を真正面から捉えたこの映画を今…
>>続きを読むNHKのドキュメンタリー番組のような、安っぽい作品タイトルが減点ものだが、なかなかの力作。
本作と同じ岡本喜八監督の戦争もの『血と砂』はブラックコメディの要素があったが、こちらはひたすら負け戦を描い…
BSで視聴
岡本喜八監督のドキュメンタリータッチ
ありもしないレイテや本土決戦の捨て石にされた沖縄
陸軍は水際作戦も取らず、戦線に留まらず、市民が避難している方へ後から後退する
師団本部の自己肯定…