道中の点検の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『道中の点検』に投稿された感想・評価

pika
4.0

戦争映画は山ほどあって、主題は似通ってくるからどこの視点からどう切り取って何を重点にするかが作品個々の魅力になるのだと思うけれど、その点で戦争映画初心者としては面白い視点の映画だった。

パルチザン…

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おもったより普通の映画だった。人が話し出すときに寄る感じとか大仰な切り返しとか西部劇みたい。途方もないはずの空間の広がりもじんわりとしか伝わってこない。シネスコなのがよくわからない。道と線路はよい。

黒沢清は、「世界から空間と時間を切り取り、そしてその切り取られた画面から、その外側の世界の広がりを想起させる」機能こそが、映画の本質的な力であると語った(『黒沢清、21世紀の映画を語る』)。この語り…

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3.8
汚名が一生返上できないの辛い
2024.103

圧倒的な映像表現でとてつもない緊迫感

アレクセイ・ゲルマンが、父ユーリー・ゲルマンの小説を映画化した71年作品。しかし上映禁止処分を受け、公開は86年。パルチザン小隊の活動を描いたもので、友情、信頼、裏切りが交錯、クライマックスはサスペ…

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過去鑑賞作品
tych
3.8

1971年 アレクセイ・ゲルマン監督作品 モノクロ 97分。第二次大戦中、独軍占領下のロシア北西部、ロコトコフ隊長(ローラン・ブイコフ)率いるパルチザン隊にラザレフ(ウラジミール・ザマンスキー)が投…

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凄い映画だ。

先づロングショットが抜群に美しい。
其の雪と遠景とには、思はず目を見張る。おゝ、ロシヤよ──。
極め付けは、クライマックスの列車が去ってゆくカット。映画の歴史上、列車が此方へ到着する…

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