ベタな伏線や意外性のないサスペンスパートは、制作年代を考慮してもイマイチだが、その見せ方や演出にはさすがに冴えがあり見どころ。
特にラストの病院に運ぶところから夜明けのエンディングまでは、一歩間違…
このレビューはネタバレを含みます
まず、タイトルがとても良い。正直に言うとジャケ買いならぬタイトル買いで観た。『肉屋』って、今だったら絶対ボツくらうよね。
最初の結婚式のシーンは洒落た恋愛映画の趣きだったが、エレーヌ先生が帰宅してか…
陰気で感じ悪い返しをする肉屋の男に対して、何で教師が最初から好意的なのか、さっぱり分からなかった。過去に何かあったと言ってはいるが、匂わせるのはそこだけで、謎としての魅力は感じなかった。
夜道を車…
ヌーヴェルヴァーグを代表するクロード・シャブロル監督が、自ら脚本も手がけた異色スリラー。
インパクトのあるタイトル『肉屋』。
音楽を筆頭にひたすら不穏さが漂う作品だった。更にはまさかの戦争映画(P…
全く劇的ではないのに終始不気味で面白い。
なぜこんなに恐ろしいサスペンスがずっと持続できているのだろうか
セリフではなく、カメラと時間を使って何かを予感させては裏切ったり、ヌーヴェルバーグの中では…
あえて劇的にしないサスペンスとは面白い。なのに、後半の緊迫感が本当にすごい。BGMがない中で、呼び声と靴の音が余計恐怖心を煽る
マドレーヌ役の演技が良かった。大袈裟に泣いたり表情豊かにするのではな…
全く気持ちの読めない主人公がいちばんこわいけど!死体なんて目の当たりにしても表情ひとつ変えないんだもん。こんなのポポールがかわいく見えちゃうよ、、、ポポールの葛藤と愛は伝わってきたんだけど、なんか主…
>>続きを読む最低限の描写でじわじわと不穏さを駆り立てるサスペンスで非常に面白い。肉屋という生々しいタイトル、そこから連想するのはナイフ、事件は噂のように人物の口から語られるのみ、血をトラウマの象徴としていながら…
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