京マチ子は50年代に代表作である『偽れる装い』をはじめ男を誘惑するグラマラスな女性という役どころが多かったが、本作はそのなれの果てのようなキャラクター。母親や娘など他の家族を養うためにそれなりの年齢…
>>続きを読むマチ子は金持ちの二号にでも収まって娘みゆきと一緒に暮らしたい。そこに偽りはないけど騙され娘の生活すら蝕む。通り過ぎてゆく小沢昭一&小沢榮。佐田啓二が途中で亡くなったからだろうか山茶花究の急襲のあと塩…
>>続きを読む東京映画だけどこの頃はもう五社協定もあまり力無く、色々な俳優が出ていて面白い。特に女優陣(千石規子、池内淳子若い!、野村昭子サングラス!、市原悦子チャイナ服)の怪演が目を惹く。1964年頃は白黒映画…
>>続きを読む 昭和39年のあぶら照りを大汗かいて乗り切った人々に京マチ子の「甘い汗」はどんな妄想を促したろう。
マチ子の滴らせる甘い汗に感応した政商権藤が溺れる肉欲地獄。情炎に焼かれてつい本当の事を漏らし13…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭30秒のつかみが凄すぎる
はちきれんばかりの感情は冒頭に見せた破裂音のように弾けていく
服の映り具合
レコーダー
フェンス
傘
桶いっぱいの水
サングラスで道徳の会
挟まれる笑い
モノの使い方…
甘い汗、というインパクトがあるタイトル。女が放つ花の香りとその蜜に群がる男、という意味なのだと思う。まさか糖尿病でもあるまいし。
女は、いくら足掻いても蜘蛛の糸に絡まった獲物のように選択肢が限られて…
頭から迫力ありました。京マチ子が若い女給から乳が垂れてることを揶揄された途端、服を脱いでブラジャー姿になって「乳は垂れてないわ!」と胸を叩きます。なかなか体の張った演技に終始見惚れてしまいます。少し…
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