小津安二郎作品は「東京物語」を観てから2回目。
お父さんの一世一代の嘘に涙。最後のりんごを剥くシーンでやられた。素晴らしい作品だ〜
そして原節子さんも月丘夢路さんもお人形さんみたいに綺麗…実物を見た…
小津映画、自分にとっては3本目。伝説の女優、原節子が初めて出演した小津映画らしい。
「秋刀魚の味」と同じく、父と娘の物語。親の面倒を見る生活に安堵を感じていた娘と、そろそろ嫁に出さないといけない時…
小津のベストはサイレントなら『その夜の妻』、カラーなら『秋刀魚の味』、モノクロトーキーなら『晩春』。芝居と当てられるライティングが怖すぎる原節子。
かと思えば清水寺のロングショットの動きの軽やかさ…
小津の最高傑作では?
直線的なフレーム内フレームはもちろん、画面中央に原節子の丸顔アップを据え置いた父娘の会話シーン等、あらゆる幾何学模様が随所にみられて面白い。
言うまでもなく、それらの構図へ…
小津安二郎監督って世界的巨匠ですけど、とても冗談が通じる人なんですね。「おじさん汚らしい」や「熊太郎」のくだりには爆笑しました。
それにおもしろいのは笠智衆演じる周吉の台詞。『父ありき』の台詞とほ…